「マイナンバー」が知られたときのリスク!個人情報は流出してしまうのか

2022/11/04 11:00

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2万円分のマイナポイントがもらえるため、マイナンバーカードを作ったという人も多いでしょうが、もしマイナンバーが他人に知られたり、カード紛失したりすると、どういったリスクがあるのでしょうか? 他人にマイナンバーを知られた場合 他人にマイナンバーカードを見られたり、マイナンバーを暗記されたりしてしまったとしても、個人情報を

2万円分のマイナポイントがもらえるため、マイナンバーカードを作ったという人も多いでしょうが、もしマイナンバーが他人に知られたり、カード紛失したりすると、どういったリスクがあるのでしょうか?

他人にマイナンバーを知られた場合

他人にマイナンバーカードを見られたり、マイナンバーを暗記されたりしてしまったとしても、個人情報を抜き取られてしまう心配はありません。

なぜならマイナンバーは、それ単体では何の手続きもできないような仕組みになっているからです。

マイナンバーカードを紛失・盗難された場合

またマイナンバーカードを紛失したり、盗難されたりしてしまった場合も、クレジットカードのように、ただちに悪用されるものではありません。

署名用電子証明書パスワードは5回、他のパスワードも3回間違えるとロックがかかる仕組みになっています。

また、マイナンバーカードのICチップには、病歴や税・年金の情報やなど、プライバシー性の高い情報は記録されないことになっています。カードを紛失したとしても、ICチップからこうした情報が抜き取られる心配はありません。

パスワードまでバレたら注意が必要

ただしパスワードまで知られてしまった場合は注意が必要です。

なぜなら、なりすました第三者によって住民票や印鑑証明が取得されるなどの危険性がありますし、ポータルサイトから情報を閲覧されるかもしれないからです。

個人情報漏えいを防ぐ仕組み

マイナンバーカードの表面のICチップに記録されている情報は限られていますし、そもそもマイナンバー制度は国が情報を一元管理する仕組みではありません。

個人情報は各機関で分散管理されており、必要な時に必要な情報だけをやりとりする仕組みとなっています。

また、役所間の情報のやり取りはマイナンバーではなく、役所ごとに異なるコード(暗号化された符号)で行うので、万が一どこか一ヵ所でマイナンバーを含む情報が漏えいしても、他の役所との間で遮断されます。個人情報を芋づる式に抜き出すことはできません。

マイナンバーカードをなくした場合の対処方法

もしもマイナンバーカードを紛失してしまったら、ただちにマイナンバーカード総合フリーダイヤル(0120-95-0178)に連絡して機能の一時停止手続きを行い、最寄りの交番や警察署に遺失届を提出しましょう。

マイナンバーカードはさまざまな手続きに使える便利なカードであり、取り扱いに気を付ける必要があります。しかし、多くの安全対策もほどこされています。万が一の対処法を覚えておくことで、正しく大切に扱いましょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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