外国人観光客が増えて儲かる?株式市場で期待高まる3つの業界

2022/11/07 07:00

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10月から外国人の入国が条件付きながらビザなしで可能となり、株式市場でも多くの銘柄が期待で買われていますが、こうした時にまず買われるオーソドックスなジャンル──たとえば鉄道やレジャーなど──だけでなく、意外な銘柄も注目されているようです。特にいまは円安ということもあって、日本に観光で訪れた外国人の消費にも期待が高まって

10月から外国人の入国が条件付きながらビザなしで可能となり、株式市場でも多くの銘柄が期待で買われていますが、こうした時にまず買われるオーソドックスなジャンル──たとえば鉄道やレジャーなど──だけでなく、意外な銘柄も注目されているようです。特にいまは円安ということもあって、日本に観光で訪れた外国人の消費にも期待が高まっています。

リサイクルショップに外国人が?円安効果で都心部の店で来客増

外国人の訪日で期待される銘柄の中でも、特に円安の今、ショッピングに関連する企業は外せない存在と言えそうです。

リサイクルショップのトレジャー・ファクトリー <3093> 、 コメ兵ホールディングス <2780> などは、日本に住む人だけでなく、日本を訪れた外国人が大勢訪れているといい、その証拠に都心部にある店舗で来客が増えています。

またコロナ禍前に「爆買い」で賑わったビックカメラ <3048> など家電量販店も、かつてほどではありませんが、都心部の来客が回復しています。

アウトレットパークやホテルなどを運営する三井不動産 <8801> などの不動産デベロッパーにも恩恵が見込まれます。

日本のアミューズメント文化が実は人気

ゲームセンターやカラオケなど日本独特のアミューズメント文化も外国人に人気です。 第一興商 <7458> 、 コシダカホールディングス <2157> などは、コロナ禍で苦戦を強いられていただけに、外国人客による売り上げ回復の期待は小さくないでしょう。

またラウンドワン <4680> など国内の大型クレーンゲーム施設、ボウリングなどの来店客も増えると予想されます。

駅、空港、観光地が外国人でにぎわう

そして外国人“観光客”が増えてうるおうのは、観光地や鉄道、飛行機、バスなど観光関連産業です。

プリンスホテルや八景島シーパラダイスなどを経営する西武ホールディングス <9024> は、鉄道の利用増だけでなく、ホテルや遊園地などのレジャー施設の稼働率上昇を見込んでいます。

富士急行 <9010> は富士山エリアの来客増が期待されるほか、海外で普及しているVisaカードのタッチ決済を導入するなど、外国人客が利用しやすいようキャッシュレス化を推進しています。

また、空港施設を運営する日本空港ビルデング <9706> も売店や飲食業績が回復しています。

外国人客の増加と円安で恩恵を受ける業界や産業、企業はほかにもありそうです。ニュースや街の様子から予測してみるといいかもしれません。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・maru54 / stock.adobe.com(画像はイメージです)

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