「アスファルト」って漢字で書ける?

2022/11/14 07:00

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道路の舗装に使用される「アスファルト」は石油に含まれている炭化水素を主成分とする黒色の固体・半固体の物質です。道路舗装のほか、塗料や絶縁材などにも使用される「アスファルト」ですが、実は漢字で書けるのです。 一体どんな漢字で書くのでしょうか。 アスファルトの語源は古代ギリシアに由来 アスファルトは漢字で「土瀝青(どれきせ

道路の舗装に使用される「アスファルト」は石油に含まれている炭化水素を主成分とする黒色の固体・半固体の物質です。道路舗装のほか、塗料や絶縁材などにも使用される「アスファルト」ですが、実は漢字で書けるのです。

一体どんな漢字で書くのでしょうか。

アスファルトの語源は古代ギリシアに由来

アスファルトは漢字で「土瀝青(どれきせい)」と書きます。アスファルトの名前の由来は、ギリシア語のa~(~ではない)とsphállesthal(倒れる)が変化したもので、確実に固定することを意味するそうです。古代ギリシアでは、建築物のレンガの転倒防止に天然アスファルトが使われていたことに由来しています。欧州諸国では、アスファルトのことを「ビチューメン(Bitumen)」、アメリカでは「アスファルトセメント」と呼ぶそうです。

日本で道路の舗装が行なわれるようになったのは、東京で自転車が登場し始めた明治36年(1903年)頃で、大正8年(1919年)には、東京や大阪などを中心にアスファルト舗装による道づくりが進められました。昭和45年(1970年)は道路の舗装率は全国の一般道路の約15%でしたが、令和2年(2020年)には約82.5%までになりました。

アスファルトは時間と共に劣化し、ひび割れなどの破損がおきるので、定期的な補修が必要です。補修の際に剥がされた「アスファルトがら」は、リサイクル工場へ運び込まれ、重機でアスファルト以外のものと分別され、再びアスファルト合材の原料として使用されます。アスファルトは「特定建設資材」として、99%以上リサイクルされるそうです。

文/編集・dメニューマネー編集部

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