「Y2K（ワイツーケー）」といえば、西暦2000年にコンピューターの誤作動が懸念され、“2000年問題”として取り沙汰された事態を指す言葉として知られています。あれから22年経った現在では、2000年前後を彷彿させるファッションを表す言葉として、目にする機会が増えています。「Y2K」とは何かの略称ですが、何か分かりますか？

「Y2K」は西暦紀元2000年や2000年代のこと

「Y2K」は、“Year 2000”の略語です。Kは、kmやkgなどのキロ（kilo）＝1,000を指しています。2000年に社会問題となった“2000年問題”を表す言葉として使われています。

“2000年問題”とは、当時のコンピューターが西暦年号を下2桁で認識していたため、1900年代から2000年を迎えると、どちらの年号も00年となることから、区別ができず誤作動や混乱が起きると懸念されていた事態です。実際には、万全な対策が取られたことで、恐れていたような大きな事故などは報告されませんでした。

「Y2K」は2000年前後のファッションのリバイバル

近年では、1990年代から2000年代初頭にはやったファッションのことを「Y2K」や「Y2Kファッション」と呼び、Z世代（10代〜20代前半の若者）を中心に世界的なブームになっています。

海外セレブが着ていたようなカラフルで主張が強いコーディネートや安室奈美恵さんを思わせる厚底スニーカーや短めのトップスやスカートなどが代表的なアイテムです。

昔からファッションのトレンドは、20年周期で繰り返されているといわれていますが、Z世代の若者の目には、当時の装いが新鮮映っているのかもしれません。また、コロナ禍で沈みがちな気分を大胆で華やかなファッションを着ることで、明るくしようという思いの表れだともいわれています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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