年末のECサイトイベントといえば「サイバーマンデー」。2005年ころに米国ではじまり、日本では、2012年にAmazon Japanが12月第2月曜日を日本版として商標登録をおこないスタートさせました。米国では、“ブラックフライデー”とともに小売業の稼ぎどきを表す言葉ですが、詳しい意味を知っていますか。
「サイバーマンデー」はネットセールの初日
「サイバーマンデー」は、毎年11月第4金曜日に米国全土で始まる大セールの初日“ブラックフライデー”から3日後の月曜日を指します。オンライン上のクリスマスセールの始まりと位置づけられ、インターネットが普及しはじめた2005年ころから使われるようになりました。
当時は、まだ自宅にインターネット環境が整っていなかったため、“ブラックフライデー”と土日で実店舗での買い物を済ませ、翌週の「サイバーマンデー」には、職場のパソコンを使って、ネットショッピングを行う人が多くみられました。そのため、月曜日のオンライン上の売上高の伸び率が顕著となり、そのように呼ばれるようになったようです。
2021年の年末商戦期間のネット売上は好調
米Adobe(アドビ)の集計によると、米国の2021年11月29日の「サイバーマンデー」の売上高は前年比1.4%減の107億ドル(約1兆2,000億円)と、2012年以来初めて減少しました。
要因は、セールの前倒しやネット通販の浸透でセール当日を待たずに購入する消費者が増えたことなどが挙げられます。一方で、11月1日から「サイバーマンデー」までのオンライン売上高は前年同期比12%増の1098億ドルで、年末商戦期間中を通した売上高は、増えていました。
文/編集・dメニューマネー編集部
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