クレジットカードで「一回払い」以外の方法で買って支払いを先に延ばすと、手数料(利息)がかかると考えている人もいるかもしれませんが、何ヵ月も後に払っても手数料がかからないことがあります。カードにはいろいろな払い方があるので、お得になる方法を理解してうまく活用したいところです。
「ボーナス一括払い」ならリボ払いと違って手数料はかからない
ボーナス払いの中でも「ボーナス一括払い」なら手数料は無料です。たとえば12月から6月に買い物をした分が、7月のボーナス後の8月に引き落とされるカード会社なら、12月に買い物をしても、手数料なしで半年以上も支払いを先延ばしにできるわけです。
ただし、「ボーナス2回払い」などにすると手数料がかかります。この場合、夏と冬の2回に分けて払うかっこうです。
上の例で、ボーナス一括払いではなく、リボ払いを選んだ場合と比べてみると、翌年8月までリボ払いで払うと手数料がかかるので支払い総額が増えてしまいます。この点、ボーナス一括払いなら、手数料はかからず負担は増えません。
ボーナスがない人でもボーナス払いはできる
ボーナス払いは、主婦や学生などボーナスをもらっていない人でも使えます。ボーナスの時期に支払うだけで、ボーナスを実際にもらっている人に限定はされません。
ボーナスは7月と12月に支給される企業が多いので、その直後の8月と1月が引落日のカード会社が多くなっています。ボーナスの有無に関わらず、引落日までにお金を入金しておけば問題ありません。
使えないお店・期間がある
クレジットカードによっては、ボーナス払いが使えないお店や利用できない期間があります。ボーナス払いに対応していないお店は小規模な商店に多いようです。使えない期間とは、たとえば三菱UFJニコスの三菱UFJカードの場合、6月16日~7月15日と11月16日~12月15日はボーナス払いが使えないそうです。
支払いを何ヵ月も先延ばしにする間、利用限度額は減ってしまいますし、すぐに支払えない額の買い物が必要かよく検討すべきでしょうが、どうしてもという場合にはボーナス払いを考えてみてはいかがでしょうか。
文・大垣秀介(マネーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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