「収入が低いから結婚できない」「お金が貯まったら結婚しよう」と思っている人は多いでしょうが、実はむしろ、「収入が低い人こそ結婚したほうがいい」ともいえるので。 その理由は3つあります。
共働きで世帯年収を増やせる
まず年収200〜300万円の人同士でも、結婚すれば世帯年収は400〜600万円に増えます。
年収を2倍にするのは簡単ではありません。転職して30%以上賃金が増加した人は7.2%しかいないという調査結果もあります(厚生労働省、2020年)。
自分の年収を倍にするか、同じくらいの年収の人と結婚して世帯年収を倍にするか、どちらが現実的かは言うまでもないでしょう。
生活費を抑えられる
ひとり暮らしをしている人なら、結婚して夫婦2人暮らしにしたほうが生活費を節約できます。たとえば、ワンルームや1Kなど一人暮らし用の部屋から、2人で暮らせるサイズの部屋に引っ越しても、家賃は倍にはなりません。
全国の平均家賃は、1部屋(1K、1DK、1LDK含む)が5万1,000円前後ですが、2部屋は5万8,000円前後です(全国賃貸ビジネス協会、2022年10月)。
2部屋になっても家賃の増加は14%程度にとどまるため、2人で住んだほうが生活費は安くなります。
もしものときでも助け合える
ひとり暮らしだと、ケガや病気になったときは自分で対処しなればいけません。会社員や公務員であれば傷病手当金がもらえますが、支給金額は給料の3分の2程度です。
夫婦2人暮らしなら、金銭面だけでなく精神面でも助け合えます。
「収入が低いから」と結婚に後ろ向きになる必要はない
たしかに、独身女性が男性に対して高収入を求める傾向はあり、ある調査では70%近くの人が「高収入な男性と結婚したいと思う」と回答しています。
一方で、結婚相手に求めることを聞くと「優しい」「価値観が合う」など別の条件を選ぶ人が多く、「高収入」を選択した人は26.4%にとどまっています(パートナーエージェント調査)。
そもそも収入が高いからといって結婚できるとは限りませんが、結婚したいのに年収が低いことを理由に先送りしているなら、考え方を変えてみてはいかがでしょうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
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