ハラスメントの過剰反応「ハラハラ」。他人から受けた行為や言動に対して、自身が不快に感じたときに、「嫌がらせだ」「いじめだ」と過剰に訴える行為を指します。法律の整備や企業の努力もあり、私たちはさまざまな言動に対して声を上げやすくなりました。「ハラハラ」は、このような状況を逆手に取る行動ですが、何かの略称です。
一体「ハラハラ」とは何の略でしょうか。
ハラスメント・ハラスメントの略
ハラスメントとは、“迷惑行為”や“嫌がらせ”を表す言葉として、1980年代から使われるようになりました。日本では、1989年にセクシャルハラスメント(セクハラ・性的嫌がらせ)による初の民事裁判が行われ、2020年6月1日に改正労働施策総合推進法・通称パワハラ(パワーハラスメント)防止法が施行されました。
パワハラ(職場内の優位性を利用したいじめ)は、客観的に見て「業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導」であれば該当しないと規定されていますが、その判断は難しくなっています。
そのため、被害者の中には、「ハラハラ」といわれるような本人の基準だけで一方的に主張する訴えやハラスメントを利用して被害者のふりをする人が見られるようになりました。
「ハラハラ」は事実以上に過敏に反応すること
例えば、上司が遅刻をしてきた部下に注意をしたことに対してパワハラだと攻撃されたり、仕事に支障をきたすような服装を指摘したら、女性社員にセクハラと訴えられたり、意図的に相手を落とし入れる嫌がらせの行為も散見されています。
このような事態が増えている要因は、ハラスメントに対する企業内の教育が定着したことや実際の事例などをメディアで大きく扱ってきたことで、認知が進んだことなどが挙げられます。
文/編集・dメニューマネー編集部
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