会社で働いているともらうことの多い領収書ですが、経理担当に任せっきりにしていると、領収書が受理されず、自分の財布に大きなダメージを与えるかもしれません。ここでは、領収書についてのよくある疑問を解消。あなたが普通だと思っていた領収書の知識。もしかしたら、それは大きな間違いかも?
1 なくしたらどうすればいい?
もし領収書をなくしてしまったときは、発行してくれたお店や会社に再発行を頼みましょう。領収書に再発行であることを記載するという条件で再発行してくれるところもあります。クレジットカードで支払った場合は、利用伝票(利用明細書)を領収書の代わりとして使えます。
ただトラブル防止のため、再発行に消極的な店舗もあるので、その場合は、レシートや出金伝票、メモで代用します。そのあたりの取り扱いは会社によるので経理担当者に確かめましょう。
2 領収書をもらい忘れた場合、あとで発行してもらえる?
領収書をもらい忘れたときは、内容と金額に対して確認がとれる場合、発行してもらえます。
当日もらったレシートを持参し、領収書と交換してもらえないかお願いしてみましょう。。
もし発行してもらえず、支払証明書や出金伝票を使う場合は、日付・作成者・内容・金額・支払先、そして領収書やレシートをもらい忘れた旨を記載します。
ただし、支払証明書や出金伝票は便利ですが、自分で作成するものなので、証拠書類としての力はどうしても領収書より弱くなります。せめて金額や日付は間違えないよう、しっかり確認してから記入しましょう。
3 取引先との飲食。割り勘で支払った場合は?
経費になるのは自分で支払った分だけなので、お店で自分の分だけ領収書をもらいましょう。ただお店側には、取引先の分もあわせて「個別で発行してください」と頼むとよいでしょう。
もしできなかった場合は、出金伝票や支払証明書を作って対応しましょう。自分の支払った金額のみを正しく記載すれば、領収書の代わりとなります。
4 買ったもののうち、一部を返品した場合はどうなるの?
差額分を返してもらった時に、相殺した旨を記載した領収書を改めて発行してもらえます。
5 もらった領収書に押印がなかった。これって大丈夫?
領収書の押印は法的な義務ではなく、あくまで商慣習によるものなので問題ありません。
ただ会社によっては業務規程で押印がない領収書を認めないことがあるので、この点も経理に聞くか、会社の規定を読み直すかしましょう。
また収入印紙を貼り付けた際の消印は必須です。
領収書について正しい知識がないと、自腹負担になってしまう恐れもあります。最低限の知識をつけて、必要な経費は精算して、立て替えた分が戻ってこないということがないようにしましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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