住宅ローンの金利は長らく低いままでしたが、2022年は金利を引き上げた銀行もあるなど、状況が変わりつつあります。いま住宅ローンは借り時なのでしょうか。また借り換えに適した時期なのでしょうか。
2022年は住宅ローンを借りるのにいい状況か?
2022年は金利引き上げ、控除額の縮小などがあり、住宅ローンを取り巻く環境としてはマイナスのように見えます。
たとえば大手銀行3社(りそな銀行・三井住友銀行・みずほ銀行)は11月の住宅ローン固定期間10年の基準金利を0.03%〜0.15%引き上げました。また住宅ローンの控除が1%から0.7%に引き下げられています。
一方、こうしたマイナス材料が目立つ反面、各銀行が適用金利の引き下げで競っている状態でもあり、住宅ローン金利自体は過去最低水準です。
特に変動金利にはネット銀行などが力をいれており、最低金利は0.3%以下。上がってきている固定金利でも、フラット35でいまだ1%以下の商品も存在します。
これからローンを組むとして、重要なポイントはいつ金利が上がると考えるかでしょう。固定金利であれば、借りてしまえば期間中の金利は変わりませんが、変動金利よりは当然金利は高くなります。
一方、変動金利で借りる場合、金利が本格的に上がりそうなら繰り上げ返済をしたり、固定金利に借り換えたりすることになります。その際には手数料がかかります。また固定金利に借り換えようと思った時には、固定の金利が大きく上がっているかもしれません。
借り換えのタイミングは?
すでに住宅ローンを変動金利で契約している人で、これから金利が大きく上がっていくと考えるなら、より低い金利の金融機関や、固定金利への借り換えを考えるといいかもしれません。
借り換えを考えるなら、まだ金利水準が低い今のうちが検討するのに良い時期であると言えるでしょう。ただし、適用金利や残っている額によって手数料や月々の返済額が大きく変わるので、すべての人が借り換えるべきとはいえません。
文/編集・dメニューマネー編集部
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