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円安の今、「外貨建て保険はダメ」は本当か?検討したい理由

2022/11/20 11:00

円安の今、「外貨建て保険を契約したら損をする」と考えている人も多いかもしれませんが、実は円安の今でも外貨建て保険の契約件数は増加えています。というのも、将来の資産形成として、今から外貨建て保険を持っておくのは有効な選択肢と考えられるからのようです。 外貨建て保険のメリットは金利が高いこと 外貨建て保険のよいところは、円

円安の今、「外貨建て保険を契約したら損をする」と考えている人も多いかもしれませんが、実は円安の今でも外貨建て保険の契約件数は増加えています。というのも、将来の資産形成として、今から外貨建て保険を持っておくのは有効な選択肢と考えられるからのようです。

外貨建て保険のメリットは金利が高いこと

外貨建て保険のよいところは、円建て保険よりも金利が高いこと。将来の貯蓄として資産形成に役立ちます。日本の金利はいまだに低いため円建て保険の金利も低く、貯蓄性が期待できません。

外貨建て保険といっても、その種類や内容、支払い方はいろいろですが、これは基本的には円建ての保険と同じです。

種類としては個人年金保険や終身保険などがあります。個人年金保険ならリタイア後の収入に年金をプラスできますし、終身保険なら貯蓄だけでなく相続対策も兼ねさせられます。

保険料の支払い方も、一括のほか、月払い・年払いがあるので、状況に合わせて選ぶと良いでしょう。一般に米ドルやユーロ、豪ドルなどで払う商品が多いようです。

受け取れる保険金の額は一般的に外貨の金額で決まるので、円安であれば円で受け取って為替差益を得られます。

注意点は?為替手数料や今後円高になったとき……

外貨建て保険の注意点は、日本円を外貨に換えるタイミングで保険会社ごとに決まった為替手数料がかかることです。

たとえば保険料を支払うときや、満期金や死亡保険金を円で受け取るときです。これらのタイミングで外貨から円に換えるために為替手数料が引かれます。

そのほかにリスクとして、保険金を受け取るときに円高になっていると損になる可能性があります。

ただ、円高になっているときは一度外貨で受け取っておき、再び円安になったときに円に替えるなどすれば損失を避けられます。

これから円安になるか円高になるかは分かりません。またそもそも「保険」であり、株式や債券などとは異なる長所・短所があります。「円安だから外貨建て保険はダメ」と決めつけるのではなく、特徴を踏まえて検討するとよいでしょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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