多少の雨や雪では出番がない「雨傘」。テレビ業界で使われている業界用語「雨傘」って何?──【ビジネス・業界用語】

2022/11/23 11:00

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11月21日は、世界テレビ・デー。1996年に国連が定めた国際デーで 、テレビを通して世界平和や経済の発展に関心を向けてもらう日と定めています 。近年はメディアといえばソーシャルですが、一定の年齢以上の世代ではいまだテレビが主流です 。特にスポーツ番組は人気ですが、「雨傘 」に変わる日もあるようです。テレビ業界で使われ

11月21日は、世界テレビ・デー。1996年に国連が定めた国際デーで 、テレビを通して世界平和や経済の発展に関心を向けてもらう日と定めています 。近年はメディアといえばソーシャルですが、一定の年齢以上の世代ではいまだテレビが主流です 。特にスポーツ番組は人気ですが、「雨傘 」に変わる日もあるようです。テレビ業界で使われている言葉ですが、詳しい意味を知っていますか。

「雨傘(番組)」はスポーツ中継中止の際の予備番組

「雨傘」とは、テレビやラジオなどの放送局で、大雨や大雪、台風などの悪天候で、野球などの運動競技の試合が中止となり実況中継ができない場合に、代わりに放送される代替番組です。

天候の悪化に備えて、あらかじめ用意をしておくことから、“荒天プロ”(プログラム)やレインコート番組(プロ)ともいわれています。 ただ最近は競技施設がドーム化されているため、「雨傘」の出番は減っています。

またラジオの場合は、別球場の野球中継に切り替えたり、解説者を交えた簡易なトーク番組に変更したりするなどして放送されています。 

30代以上の世代はテレビが主流のメディア

NTTドコモ モバイル社会研究所の調査では、2022年現在でも約70%の人が日常的にテレビから情報を得ていることが分かっています。特に60~70代では、約90%を占めています(2022年1月実施、15〜79歳の男女7,050人対象にした「スマホ・ケータイ所有者が週1回以上アクセスし、日常的にニュース情報(報道)を得ているメディア」)。

一方、新聞は減少傾向にあり、2010年の60.7%から41.4%にまで減っていますが、70代以上の世代では、約70%が購読を続け、ラジオに関しては約30%が情報源として聞いているという結果でした。

なお、20代まではSNSの利用がテレビを上回り、なかでも学生のオールドメディア離れが顕著でした。

文/編集・dメニューマネー編集部

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