11月22日は回転寿司記念日 。回転寿司の始まりは、1958年4月に東大阪市で元禄産業がビール工場のベルトコンベアをまねた“旋回式食事台”を設置したことと言われています。
コロナ禍の中、回転寿司業界の市場規模は7,400億円(2021年)と過去最高となりましたが、魚介類の高騰の影響が出はじめており、 「片思い」などのネタも価格改定が行われています。このネタ、何を指すか知っていますか。
「片思い」は巻き貝の一種
「片思い」はアワビのことです。アワビは巻き貝ですが、二枚貝の片側の貝しかないように見えるため、 片方だけで体を支えるのは重いであろうという憶測から付けられたといわれています。
万葉集では「伊勢の海人の 朝な夕なに 潜くとふ 鮑(アワビ)の貝の 片思いにして」という句が詠まれています。意味は「私の恋は、伊勢の海女が毎晩のように潜って採るアワビのように片思いばかりだ」というものですが、 この句から由来することわざ「アワビの片思い」が語源という説など諸説あるようです。
回転寿司業界の売上高と店舗数は10年前の1.6倍
回転寿司の始まりは、元禄産業の元会長の故・白石義明氏が“廻る元禄寿司”を出店したことです。白石氏は、高級品であった寿司を現在のような大衆食に生まれ変わらせた第一人者といわれ 、回転寿司記念日は、彼の誕生日にちなみ名付けられています。
回転寿司業界は、スシローやくら寿司 <2695> などの大手チェーン店を中心に好調で、積極的な店舗展開の効果もあり、2021年度の事業者売上高は、2011年の1.6倍にのぼる7,400億円規模にまで拡大しています。
そんな中、魚介類の価格が高騰しています。ロシアのウクライナ侵攻や円安で、エネルギー価格も上昇しているため、大手チェーン店のなかには、最低価格を引き上げているところもあります。企業努力は限界を迎えつつあり、今後は一皿100円では食べられない可能性もありそうです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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