近年は、写真撮影するのはスマホが一般的ですが、昭和レトロブームに乗ってレンズ付きフィルム“写ルンです”で景色を撮る若者の姿も見かけます。旅の思い出だけでなく、インスタ用など日常的に写真を撮る機会が増えましたが、条件によっては「ゴースト」が映りこむことがあります。写真業界で使われている言葉ですが、詳しい意味を知っていますか。
「ゴースト」は光のボケ像
「ゴースト」とは、太陽光や夜景、車などのライトに向かって写真を撮ったとき、入ってきた光が円や多角形、絞りなどの模様となり写真に映り込む現象を指します 。スマホのカメラでも起こります。
光がレンズやカメラ内部で、複雑に反射を繰りかえすことが原因です 。撮影が朝焼けや夕焼けの時間帯になる場合、太陽が低い位置にあるため、逆光になりやすく発生する確立が高いです。カメラにレンズフードを付けたり、光を手や黒い紙などで遮ったりすることで防げる場合もあります。
一方で、「ゴースト」は、柔らかで幻想的な雰囲気を醸しだす効果があるため、表現方法の一つとしてあえて生かしている作品もあります。
“写ルンです”が若者中心にリバイバル中
日本に写真技術が伝わったのは1848年です。その後、100年以上続くフィルムカメラ時代に流行したのが、富士フイルム <4901> の”写ルンです”。1986(昭和61)年7月に世界初の使い捨てレンズ付きフィルムとして当時1,380円(24枚撮り)で発売されました。
2022年現在は、“写ルンです・シンプルエース400Flash27枚撮り”のみの販売で、若 者からは、軽くて操作が簡単なところや写真が仕上がるまでのワクワク感、どこか懐かしさを感じる風合いが支持されています 。
ちなみに、フジフイルムモールでは税込1,760円で販売されています(2022年11月現在) 。
文/編集・dメニューマネー編集部
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