「投資したいけど、いろいろ面倒くさそう」という人が検討したいのが、ほぼ“ほったらかし”でも運用できる投資方法です。初心者が選択肢に入れられそうな方法が3つあります。
投資信託──専門家が代わりに運用してくれる
初心者に勧める投資商品として必ずといっていいほど挙がるのが「投資信託」です。こえrは、投資家から集めた資金を専門家が投資してくれるものです。
銘柄選びや買い付けなど大切なところはすべてプロが行ってくれるので、一度商品を買えさえすれば、あとは自動で運用してもらえます。
なかでも一定の期間、一定の金額で同じ銘柄を購入していく「つみたて投資」は、少ない金額で投資できるので、気軽に始めやすく続けやすいでしょう。
注意したいのは、一口に投資信託といってもその種類と数はさまざまで、自分にあった商品を選ぶのが大変なことです。また、プロに投資を託すので手数料がかかることも挙げられます。初心者でも始めやすい商品は、逆に短期間で大きな利益を生むのが難しいとも言えます。
ロボアドバイザー──AIが運用を手伝ってくれる
ロボアドバイザーは、AIが運用の手伝いやアドバイスをしてくれるサービスです。入金すれば自動で買い付けを行ってくれるため、ほぼほったらかしできる投資方法です。
「アドバイス型」と「自動一任型」があり、アドバイス型はAIの助言をもとに自分で投資する方法で、自動一任型は投資~運用をすべてAIが行ってくれるので、投資先を調べたり売り買いを判断したりする必要がありません。
注意点は投資信託と同じく、自分で銘柄を選んで投資するよりも手数料が高めなことです。
代表的なロボアドには、ウェルスナビやTHEO+ docomo(テオプラスドコモ)などがあります。
iDeCo──掛け金と商品を選べば自動で積み立て
iDeCoは、決まった額を積み立てて運用し老後の資金づくりをする私的年金制度で、最初に毎月の掛け金と商品を選べばあとは自動で積み立てられるので、基本的にほったらかしておけます。
また掛け金がすべて所得控除の対象になるほか、運用益が非課税で、お金を受け取るときも控除が使えるという税制上のメリットがあります。
注意したいのは、運用したお金を受け取るのが早くて60歳のため、途中で引き出せないことです。また掛け金に上限があります。
これら3つの商品「投資信託」「ロボアドバイザー」「iDeCo」は、ほぼほったらかしで運用ができるので手間はそれほどかかりませんが、注意点もあります。それらを踏まえたうえで選ぶとよいでしょう。
文・山田千景(ライター)
編集・dメニューマネー編集部
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