12月は例年企業のIPO(新規株式公開)が集中する時期で、2022年も20社超のIPOが予定されています。個人の投資マネーで新興企業の株価も持ち直しつつある中で上場する、注目の5社を紹介します。
スカイマーク──一度は破たん、再び上場する航空キャリア
上場予定日 12月14日
市場 東証グロース市場
スカイマーク <9204> は国内でのみ運航路線を持つ航空会社です。(成田−サイパン路線は休止)。2015年に経営破たん(民事再生)しましたが、投資ファンドからの出資で経営を立て直し、再度の上場です(一度目は2000年、東証マザーズ上場)。レジャーや旅行などの非ビジネス目的の需要が多いことからコロナ禍からの需要回復が見込まれます。
モノアイテクノロジー──メタバースの開発や運営支援
上場予定日 12月20日
市場 東証グロース市場
モノアイテクノロジー <5240> はメタバースの運営、開発の支援などを手がけています。巨大な仮想空間で参加者がさまざまな体験を出来るメタバースは国内外で急速に市場が広がっています。
インフォリッチ──モバイルバッテリーのシェアリング
上場予定日 12月20日
市場 東証グロース市場
インフォリッチ <9338> はスマートフォン用のモバイルバッテリーのシェアリングサービス「チャージスポット」を運営しています。
強みはコンビニやカフェ、駅、空港など身近な施設で気軽に使える点で、国内のバッテリースタンドの設置台数は9月時点で35000台を超えています。
ノート──コンテンツを販売できるプラットフォーム
上場予定日 12月21日
市場 東証グロース市場
ノート <5243> はクリエイターが文章、動画、音声などを自由に投稿し、販売できるメディアプラットフォームを運営しています。
広告やランキングがなく、収益化を意識しない良質なコンテンツが集まりやすい環境が特徴です。法人や企業、自治体などによる利用も進んでいます。
サンクゼール──久世福商店などを運営
上場予定日 12月21日
市場 東証グロース市場
サンクゼール <2937> はブランドでジャムやワイン、パスタソースなどを製造し、自社の店舗で販売しています。強みは独自性の高い商品開発力で、3つのブランド──「久世福商店」「サンクゼール」「Kuze Fuku & Sons」を運営しています。
IPO投資の注意点
IPO投資では、上場後に初値が公募価格を大きく上回ることへの期待も高いですが、実際には下回って“公募割れ”する可能性もあります。
また、IPOが集中する時期は投資家の資金が分散しやすいため、株価が乱高下する可能性も高まる点には注意が必要です。
文/編集・dメニューマネー編集部
※ 本記事は12月に上場する企業の中から、人気を集めそうな銘柄を紹介することを目的としたもので、投資の推奨をするものではありません。
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