パート・バイトの主婦は扶養を外れるとお得?年収130万円を超えるメリット

2022/12/03 11:00

パート・アルバイトの主婦(夫)が年収130万円を超えて扶養から外れることはデメリットに見えますが、実はメリットも多くあります。 例えば、勤務先の厚生年金に加入することで老後の資金を確保できることは、メリットの一つです。ほかにどのようなメリットがあるのか、見ていきましょう。 メリット1 社会保障が充実して老後資金が増える

パート・アルバイトの主婦(夫)が年収130万円を超えて扶養から外れることはデメリットに見えますが、実はメリットも多くあります。

例えば、勤務先の厚生年金に加入することで老後の資金を確保できることは、メリットの一つです。ほかにどのようなメリットがあるのか、見ていきましょう。

メリット1 社会保障が充実して老後資金が増える

扶養から外れたほうが、社会保障は手厚くなります。

扶養だと年金保険料や健康保険料を支払う必要はありませんが、国民年金と国民健康保険の社会保障しかありません。

特に、国民年金は2022年度時点の満額でも年間78万円程度しかなく、老後の生活に十分な金額とはいえないでしょう。

扶養から外れて勤務先の厚生年金に加入すれば、将来もらえる年金額は増える可能性があります。勤務先の健康保険なら傷病手当金も受け取れるため、病気やケガの時も安心です。

メリット2 夫(妻)が病気やケガになった場合のリスクヘッジになる

夫(妻)が会社員や公務員ならある程度の社会保障がありますが、病気やケガで後遺症が残った場合、収入が大きく減るリスクがあります。

扶養から外れて家計を支えることで、夫の収入が大きく減ったとしても自分の収入である程度カバーできます。

扶養の範囲内でパートやアルバイトをしている場合と比べて、お金が足りない状態にはなりにくいでしょう。

メリット3 住宅ローンを組みやすくなる

扶養から外れてある程度の年収になれば、住宅ローンを組みやすくなります。

銀行によって条件は異なりますが、年収300万円以上であれば夫婦で住宅を共有して2人で返済する「ペアローン」を組めます。

年収200万円以上なら、夫の収入と合算してローンの審査を受けられるので、専業主婦の世帯と比べて住宅ローンの審査に通りやすくなるでしょう。

扶養から外れるのは決して悪いことばかりではない

扶養から外れると、健康保険料や厚生年金保険料が徴収される分手取りが減ってしまいますが、決して悪いことばかりではありません。

非正規雇用から正規雇用になることで、将来収入が増えることもあるでしょう。

現在の日本では共働きが一般的で、専業主婦(夫)は少数派です。扶養から外れたらそもそも専業主婦(夫)ではないという意見はあると思いますが、夫(妻)だけの収入に頼るよりも2人で金銭的に支え合うほうが安定した生活を送れるのではないでしょうか。

文/編集・dメニューマネー編集部

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