経済・金融・投資で使われる用語には、読み方が難しいものや、その業界でしか使わない意味が分かりづらいものがたくさんあります。毎回1つずつ、初心者にはあまり聞き慣れない単語を紹介、簡単に意味を解説します。 【経済クイズ】第2問 「取引で悪い材料が出尽くして、相場の下落が一段落すること」を何という? ① 売り上がり ②
経済・金融・投資で使われる用語には、読み方が難しいものや、その業界でしか使わない意味が分かりづらいものがたくさんあります。毎回1つずつ、初心者にはあまり聞き慣れない単語を紹介、簡単に意味を解説します。
【経済クイズ】第2問 「取引で悪い材料が出尽くして、相場の下落が一段落すること」を何という?
① 売り上がり
② 一巡
③ アク抜け
料理でも使われるあの言葉
正解は③アク抜け(灰汁抜け)。「灰汁」(あく)とは、鍋料理や煮物などで肉や野菜を煮込むと白く濁った泡のことを指しますが、もともとは「草木灰を水に浸した際の上澄みのこと」でした。料理の際、強いクセのある食品にこの灰汁を使い、味を処理していたそうですが、なぜか今では食品の強いクセ、嫌な味のこと、そのものを灰汁と呼ぶようになったそうです。
それでは株式相場でいう「アク」とは何でしょうか。たとえばある企業の株価が下がるような悪い材料が出たとします。すると投資家は、その企業の業績が悪くなると考えて売るため、株価は下がっていきます。
しかし、株価はいつまでも下がり続けません。相場に参加している投資家たちは将来を見据えて売買するため、株価は相場の参加者が予想した将来を反映しています。投資家たちのその企業に対する不安感がなくなると、売られていた株を買う投資家も出てきます。そうすると、下がっていた株価が持ち直していきます。その状態を「アク抜けした」と呼びます。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・emma / PIXTA
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