「日経平均とTOPIX」「配当金と分配金」投資でよく使われる言葉の違い分かる?

2023/06/15 10:00

景気判断で引き合いに出される、「日経平均」や「TOPIX」、投資をするなら知っておきたい「配当金」や「分配金」という言葉はそれぞれ違いがあります。この2つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか? 「日経平均」と「TOPIX」はどう違う? 「日経平均」は東証1部上場企業のうち225銘柄の平均株価で、「TOPIX」は東

景気判断で引き合いに出される、「日経平均」や「TOPIX」、投資をするなら知っておきたい「配当金」や「分配金」という言葉はそれぞれ違いがあります。この2つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか?

「日経平均」と「TOPIX」はどう違う?

日経平均」は東証1部上場企業のうち225銘柄の平均株価で、「TOPIX」は東証1部全銘柄の時価総額から算出した株価指数のことをいいます。

日経平均」とは日経平均株価の略で、日本経済新聞社が選んだ225銘柄の平均株価です。株価が高い銘柄の影響を受けやすい特徴がありますが、株式市場の動向を大まかに把握するものとして利用されています。

構成銘柄は、東証1部上場企業から市場流動性と業種バランスを考慮して選ばれます。毎年の定期見直しと、上場廃止などに伴って更新されます。

一方「TOPIX」とは、東証1部上場の全銘柄から算出された株価指数です。東京証券取引所が算出・公表をしており「東証株価指数」とも呼ばれます。

TOPIXは各銘柄の浮動株数の時価総額を用いて計算します。1968年1月4日の時価総額を基準として、日々の時価総額を指数化します。TOPIXは時価総額の大きな金融株などの影響を受けやすい指数です。

「配当金」と「分配金」の違いとは?

配当金」は企業が株主に還元するお金で、「分配金」は投資信託の運用会社が投資家に還元するお金です。

配当金」とは、企業が利益の中から株主に還元するお金のことで、権利確定日に株主名簿に登録されている株主に対し、出資比率に応じて分配されます。一般的には年1〜2回、決算や中間決算後に支払われることが多いです。

配当金の額は会社の業績に左右され、利益が大きい年は特別配当が出る場合もあり、反対に全く出ない年もあります。配当金には約20%の税金がかかります。

一方「分配金」とは、投資信託の収益から投資家に還元するお金のことです。分配金の有無・金額は運用状況によって変わり、投資信託の決算日に支払われます。

分配金は普通分配金と特別分配金(元本払戻金)があり、現金収入として受け取る方法と、受け取らずに再投資する方法があります。再投資は複利効果が期待できるので長期的な運用に向いています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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