「郵便局とゆうちょ銀行」「銀行とノンバンク」金融機関の違い説明できる?

2023/06/16 10:00

2007年より郵政民営化が行われた「郵便局」や「ゆうちょ銀行」、借入を考える際に並ぶ選択肢となる「銀行」と「ノンバンク」は、それぞれに明確な違いがあります。どのような違いがあるか分かりますか? 「郵便局」と「ゆうちょ銀行」の違いって? 「郵便局」とは郵便事業に加えて日本郵政グループの代理店業務を行う事業所で、「ゆうちょ

2007年より郵政民営化が行われた「郵便局」や「ゆうちょ銀行」、借入を考える際に並ぶ選択肢となる「銀行」と「ノンバンク」は、それぞれに明確な違いがあります。どのような違いがあるか分かりますか?

「郵便局」と「ゆうちょ銀行」の違いって?

「郵便局」とは郵便事業に加えて日本郵政グループの代理店業務を行う事業所で、「ゆうちょ銀行」とは、日本郵政グループのゆうちょ銀行が運営する銀行のことです。

「郵便局」は郵便物の引き受けや切手販売などの業務をはじめ、グループ各社の商品やサービスを提供しています。全国に約2万4,000ヵ所あり、運営は日本郵便株式会社が行っています。

郵便事業が創業したのは1871年(明治4年)。最初は国営事業でしたが、2007年10月1日より民営化され、現体制となりました。

現在の日本郵政グループは日本郵便株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険の3社体制です。

「ゆうちょ銀行」とは、株式会社ゆうちょ銀行運営の銀行です。ゆうちょ銀行は約1億2,000万の口座数と、約189兆円の貯金残高を誇ります。ゆうちょ銀行は全国の郵便局を窓口に金融サービスを提供していますが、直営店も233店舗あります。

郵便局と直営店、どちらでも提供されるサービスはほぼ同じですが、一部郵便局では取扱がない商品やサービスがあります。

「銀行」と「ノンバンク」はどう違う?

銀行は、銀行法に基づき預金・貸し付け・為替業務を行う金融機関で、ノンバンクは貸金業法に基づき貸し付けを専門に行う金融機関のことをいいます。

「銀行」は、預金・貸付・為替などの業務を行い、「銀行法」に基づき内閣総理大臣の免許を受ける必要があります。銀行は株式会社であること、資本金が20億円以上必要なこと、商号に銀行の文字を必ず使用することなどが定められています。

「ノンバンク」は、預金業務を行わず貸出業務のみ行う金融機関です。自動車ローンなどを扱う信販会社やクレジットカード会社、消費者金融会社などの形態があり、「貸金業法」に基づき運営されます。

貸金業を営む者は、都道府県または財務局の登録を受ける必要があります。また貸金業法では「総量規制」を定めており、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える借り入れはできません。

利息についても「利息制限法」により上限が設けられています。これを超える場合は刑事罰の対象です。

文/編集・dメニューマネー編集部

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