「役員と執行役員」「フランチャイザーとフランチャイジー」経営に関する言葉の違い分かる?

2023/06/19 10:00

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経営の上層部を指す「役員」と少し似た「執行役員」という言葉や、チェーン店などで耳にする「フランチャイザー」「フランチャイジー」という言葉は、似ているようで意味は全く異なります。それぞれの違いや言葉の意味、分かりますか? 「役員」と「執行役員」の違いとは? 役員が「経営者」で、執行役員は「従業員」です。 役員は経営者とし

経営の上層部を指す「役員」と少し似た「執行役員」という言葉や、チェーン店などで耳にする「フランチャイザー」「フランチャイジー」という言葉は、似ているようで意味は全く異なります。それぞれの違いや言葉の意味、分かりますか?

「役員」と「執行役員」の違いとは?

役員が「経営者」で、執行役員は「従業員」です。

役員は経営者として重要事項の決定や業務監督、会社の顔として対外的な仕事などもあり、現場の運営まで行うのは難しいため、執行役員に従業員のトップとして実務を任せているのです。役員は経営に、執行役員は実務にそれぞれ集中できる関係が成り立ちます。

役員は、取締役・会計参与・監査(監査役)を指します。これは会社の組織や運営について定めている「会社法」で定義されています。

一方、執行役員は「役員」という言葉が付くので誤解されがちですが、実際は会社に雇用される従業員という立場です。

従業員に課長、部長などの役職があるように執行役員も役職の一つで、役員が決定した経営方針や重要事項を現場レベルに落とし込み、実行するという役割があります。

「フランチャイザー」と「フランチャイジー」ってどう違うの?

フランチャイザーは「本部」で、フランチャイジーは「加盟店」のことです。

間違いやすい2つの単語ですが、たとえばトレーナー(指導をする側)とトレーニー(指導を受ける側)、エンプロイヤー(雇う側)とエンプロイー(雇われる側)のように、言葉の後ろにつく接尾辞などに注目してイメージすると良いでしょう。

フランチャイズ・ビジネスは「本部」が商標・商品・経営ノウハウなどを提供して、「加盟店」がロイヤリティを支払うことで成立します。フランチャイズの本部が「フランチャイザー」、加盟店が「フランチャイジー」です。

フランチャイジーは自らが事業主として資金を用意し開業します。すでに知名度のあるお店やサービスなので、低リスクの経営ができます。一方、フランチャイザーにとっては少ない資金でどんどん店舗を広げられるメリットがあります。

文/編集・dメニューマネー編集部

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