子供の頃に大好きだった人気のお菓子の販売が、実は終了していたということがあります。コロナ禍以前に販売が終了していたお菓子の中には「ひもQ」などがあり、意外に感じた人もいるかもしれません。どんなお菓子が販売終了となったのでしょうか。
ひもQ──製造設備の老朽化で生産が終了

長いひも状のグミ「ひもQ」は、明治(明治ホールディングス <2269> )が1993年から販売していたロングセラー商品でしたが、最終モデルの「超ひもQ」を最後に、2019年7月で生産を終了しています。
理由は、製造設備の老朽化。ひも状ではありませんが、明治チューインガムが販売している「グミのわ」は、「超ひもQ」と味が似ているそうです。
わたパチ──生産終了した理由は明かされていない
明治製菓 <2269> の「わたパチ」は、わたあめに口の中ではじけるキャンディーが入った独特のお菓子で、2016年8月で生産終了しています。
なお、生産が終了した理由は明かされていません。
類似品としては、アトリオン製菓(旧・明治産業)の「パチパチパニック」が挙げられます。こちらは、わたあめの代わりにラムネが入っています。
チューペット──衛生面を考慮して生産終了
「チューペット」は前田産業が1975年から販売していたポリ容器入り氷菓で、2009年5月に生産・出荷をやめ、商品を自主回収して以来、生産は再開されていません。
理由は、生産工程上の不具合でカビが発生する恐れがあるため。類似品は数多く出ていますが、本家「チューペット」が生産終了となっていたことを知らなかったという人は多いかもしれません。
元祖梅ジャム──会社創業者の高齢化と機械の老朽化が原因
梅の花本舗の「元祖 梅ジャム」は、1947年から販売されていた超ロングセラー商品でしたが、2017年に同社の廃業により販売終了となりました。
理由は、創業者である高林博文さんの高齢化に伴う不調や製造機械の老朽化だといわれています。
類似品の中では、タカミ製菓の「梅ジャム」が近いそうです。
森永チョコフレーク──生産工業の設備の老朽化が原因
森永製菓 <2201> の「森永チョコフレーク」は1967年発売のロングセラー商品でしたが、2019年夏に製造・販売が終了しました。理由は、チョコフレーク生産工場の設備の老朽化です。
類似品に有名な日清シスコ <2897> の「チョコフレーク」がありますが、2022年3月には後継品として、手につかない加工が施された塊状のチョコフレークである「森永チョコフレーク<武骨な塊>」も発売されています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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