トランペットやホルンなどの総称「ラッパ」は野球の応援や豆腐屋さんなど、身の回りのさまざまな場面で使用されています。また、小学校の音楽の授業で触れる機会のある「アコーディオン」は、リードオルガンの一種で、その歴史は200年以上にもなるそうです。
このラッパとアコーディオンですが、実は漢字で書けますが、どのように書くのでしょうか?
「ラッパ」──古代のトランペットは木や竹などさまざまな素材で作られていた
ラッパは漢字で「喇叭」と書きます。ラッパの語源は諸説ありますが、サンスクリット語の「rappa」が有力だといわれています。
ラッパの種類の一つである「トランペット」の起源は、数千年も前です。古代のトランペットは木、竹、樹皮、粘土、金属などさまざまな素材で、唇を振動させて音を出すシンプルな管楽器でした。
ラッパのマークでおなじみの大幸薬品 <4574> の正露丸は、1880年(明治13年)頃、森鴎外らによって軍薬として活用されるようになりました。
正露丸のラッパは音楽を演奏するものではなく、信号を伝えるために使われていたものです。
ちなみに、CMで流れているラッパのメロディーは、兵士に食事を知らせる食事用ラッパだそうです。
「アコーディオン」──フランス映画の影響で日本にも流行
アコーディオンは漢字で「手風琴」と書きます。 アコーディオンの由来は、左手のボタン一つで和音(アコード)できることから名づけられました。
歴史は1777年のヨーロッパに遡ります。その年、中国から「笙(しょう)」という楽器が持ち込まれました。
その笙をヒント、1821年にベルリンのブッシュマン、1829年にウィーンのデミアンという人物がアコーディオンを制作しました。
当初、右手で音を鳴らす鍵盤はボタン式でしたが、1852年以降ピアノ式が普及しました。
約200年の歴史を持つアコーディオンですが、日本では明治20年代から薬の行商人が街頭で演奏していたことから全国的に広まったといわれています。
その後、1931年(昭和6年)に日本で公開されたフランス映画『巴里の屋根の下』の影響で、都会を中心にアコーディオンが流行しました
文/編集・dメニューマネー編集部
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