ディズニーのテーマパークは東京、香港、上海、パリ、アメリカ（フロリダ州、カリフォルニア州）の計6都市にあります。ディズニーシーという海をテーマにしたパークがあるのは東京だけです。

その東京ディズニーリゾートは10月から1デーパスポート（入園チケット）を値上げします。18歳以上の大人料金は現在7900円（税込み、以下同）から9400円ですが（9月30日まで）、10月1日以降は7900円から1万900円となり、初めて1万円を超えます。現在も時期によって値段が異なる仕組みですが、値段の刻みが4段階から5段階になります。

この最高値1万900円という1デーパスポートの値段ですが、「世界6ヵ所の中で一番高い」というのは本当でしょうか？間違いでしょうか？

10月以降も11歳以下の価格帯は据え置かれるが……

10月からの価格帯は、小人（幼児・小学生、4歳から11歳まで）については現在と同じ4700円〜5600円です。中人（中高生、12歳〜17歳）については6600円から7800円だったのが、最高で9000円になります。

さて大人の価格が最高で1万900円になると聞き、「高すぎる」と思った人も少なくないでしょうが、この値段はほかのディズニーランドと比べて高いのでしょうか。

たとえばアメリカ・カリフォルニアのディズニーランドの公式サイトを見ると、ここでも時期・曜日などで価格が異なる仕組みになっており、最も安い日は83ドル、高い時は143ドル以上になっています。現在、1ドル144円くらいなので、1万1900円から2万600円くらいかかります。

つまり「東京ディズニーリゾートの1万900円が世界のディズニーで一番高い」のは間違いです。正解はNO。

そのほか、フロリダや香港、上海、パリなども為替レートによるとはいえ、高値の時期では1万900円をほぼ超えています。

東京は高いどころか、世界のディズニーランドの中でも最もお得なパークと言えそうです。

文/編集・dメニューマネー編集部

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