世界でも有数の麺大国といわれる日本で、古くから親しまれている「うどん」。定番の和風うどん以外にも焼うどん、カレーうどんなどさまざまなアレンジも人気です。
国境を越えてさまざまな国で愛されている「パン」。味や食感、作り方も国や地域によって異なります。たとえばドイツでは、小麦の他にライ麦や大麦などを使用したパンがあり、その種類は推定1,200種類以上と言われています。
この「うどん」と「パン」ですが、実は漢字で書けます。どのように書くのでしょう?
「うどん」──江戸時代、うどんの屋台が大流行
うどんは漢字で「饂飩」と書きます。うどんの語源は諸説あり、現在でも正確な語源はわかっていません。
うどんはそばよりも歴史は古く、長い間日本人に愛されている麺料理です。江戸時代を舞台にした古典落語「うどん屋」に登場することから、庶民の味として当時から親しまれていたようです。
また、2011年に「香川県はうどん県に改名いたします」というインパクトのあるCMが話題になりました。
そんな香川県には蛇口をひねると、毎日できたてのうどんの出汁が出てくる設備があります。
蛇口から出てくる「だし」はいりこ、かつお、昆布がブレンドされた素朴な味で、高松空港と四国空市場の2箇所にあります。
「パン」──8000~6000年前にメソポタミア付近で誕生
「パン」は漢字で「麵麭」と書きます。
パンの歴史は8000~6000年前に遡ります。
世界最古の文明発祥地であるメソポタミアに近い場所で誕生したといわれています。当時は小麦粉をつぶして焼いただけだったようですが、数千年後、エジプトで発酵したパンが誕生。これが現在の作り方に発展したと考えられます。
現在日本でも広く定着しているパンですが、その背景には「食の洋風化」があります。第二次大戦後、アメリカの援助により始まった学校給食は、パンとミルクが中心だったため、日本人の食習慣が大きく変わることになりました。
その結果、パンの生産量は急拡大。原材料の小麦粉ベースで、第二次大戦直後の1946年頃は年間5万トンほどだったものが、1981年には120万トンと35年間で24倍まで成長を遂げました。
文/編集・dメニューマネー編集部
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