紀元前3500年頃に誕生した「チーズ」は、人類最古の食品の1つ一つといわれます。子供から大人まで幅広い世代で食べられているお菓子「ビスケット」は、保存食としても活躍するため、クッキーなどと共に防災セットなどに入れて備蓄しているご家庭も多いのではないでしょうか。
この「チーズ」と「ビスケット」ですが、実は漢字で書けます。どのように書くのでしょうか?
「チーズ」──チーズの語源はラテン語に由来
チーズは漢字で「乾酪」と書きます。原産地はメソポタミア、エジプト、インドといった地域で、家畜にしていたヤギや羊の乳から作られました。「チーズ」という名前の由来はラテン語の"cāseus"に由来すると言われています。
チーズの種類は大きく2つです。一つは「ナチュラルチーズ」と呼ばれる、菌の力によって熟成させるタイプです。世界中に1000以上の種類があり、ブルーチーズやマスカルポーネチーズがこれに含まれます。
もう一つは「プロセスチーズ」。これはナチュラルチーズを加熱し溶けたものを乳化させて作ります。これはナチュラルチーズを加熱し溶けたものを乳化させて作ります。長期間保存が可能で、新しいフレーバーを開発できる利点があります。
「ビスケット」──探検家コロンブスも航海の際に船に持ち込んだ
ビスケットは漢字で「乾蒸餅」と書きます。ビスケットの語源はラテン語で「2度焼かれたもの」という意味を持つ「ビス・コクトゥス」だと言われています。
そして、ビスケットの起源は約1万年前、バビロニア人がパンを乾かして再度焼いたものだといわれています。以後、ギリシャを経てヨーロッパへ広まったビスケットは、探検家のコロンブスやマゼランも長い航海の際に保存食として船に大量に持ち込んだそうです。
日本には1543年頃、種子島に漂着したポルトガル人によって、カステラやボーロと一緒にビスケットが日本に伝えられました。当時の徳川将軍もお気に入りのお菓子でした。
ビスケットやクッキー、両方の名前が使われていますが、実は2つは同じ意味です。菓子業界では、含まれる材料の割合によって区別されることもあります。
また、イギリスではビスケット、アメリカはクッキー、フランスではビスキュイとよばれています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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