若手社員に何気なく放ったその一言、実はやる気を下げる言葉かもしれません。次の5つの言葉は、新入社員のやる気を損ねるどころか、パワハラになる可能性もあります。
1 「この仕事向いてないんじゃない?」──新入社員の自尊心を傷つける
ミスの多い新入社員と接していると、イライラが募って「この仕事、向いてないんじゃないの」と言いたくなることもあるでしょう。喉元で止めておけばよいのですが、実際に言ってしまうと、新入社員のやる気を下げるどころか自尊心も傷つけてしまいます。
新入社員は学校を卒業したばかりで社会経験が浅いため、この言葉を言われた次の日から会社に来なくなってしまうかもしれません。
もしそうなればパワハラにあたるので、この言葉は使うべきではありません。
2 「やる気ある?」──逆にやる気を奪う
「やる気ある?」は、とりわけ大人しい社員や覇気がなさそうに見える若手につい言ってしまいがちな言葉です。
しかし、意欲が表に出づらい人もいます。
頑張って仕事をしているのに、その意欲を認めてもらえないと、正当に評価してもらえていないと感じてしまうかもしれません。
3 「これだからゆとり世代は……」──人間性を否定されたように感じてしまう
「これだからゆとり世代は……」など、世代をひとくくりにしてしまうと、人として評価されていないと感じさせてしまうことがあります。場合によっては、パワハラになってしまうかもしれません。
年齢が離れている以前に、若手社員たちも一人ひとり違う人間です。「●●世代だから~」とひとくくりにするのではなく、個人として向き合うようにしましょう。
4 「前にも言ったよね」──孤独を感じさせることがある
同じミスを繰り返したり、前に説明したことを何度も聞かれたりすると、「ちゃんとメモ取ってたの?」と思うかもしれません。
そんなときに言ってしまいがちなのが、「前にも言ったよね」という言葉です。
この言葉を言われた新入社員は、突き放されて孤独を感じたり、ミスをしても怖くて言い出せなくなったりすることがあります。
新入社員が同じミスを繰り返すのは、もしかしたら教え方が悪いからかもしれません。ミスが続くようなら、教え方を変えてみるとよいでしょう。
5 「言ってる意味分かってる?」──見下されていると感じてしまうことも
「言ってる意味分かってる?」と言われると、見下されているように感じてしまうことがあります。
純粋にこちらの意図が伝わっているかどうか確認するために、悪気なく使っているかもしれませんが、使い方によってはパワハラ認定される言葉なので注意が必要です。
確認するときは「もし分からないことがあったら言ってね」など、やわらかい言い方にするとよいでしょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・50代で「老後破産」する?定年前にやめるべき行為
・ブラックリストでも作れるクレカ5選【PR】(外部)
・人気の連載「新NISA」活用法
・「老後資金」の作り方【PR】(外部)
・「dジョブスマホワーク」で高ポイントをもらう方法