広告だけど広告じゃない?「ティーザー」ってどんな意味?【ビジネス・カタカナ用語】

2023/07/06 11:01

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映画やドラマ、歌手のアルバムなどは公開・発売前に広告宣伝が行われますが、「ティーザー」(ティザー)もその宣伝・マーケティングの一つの方法です。ただ従来からある広告やCMとは違います。ティーザーとはどんな意味で、どんな手法なのでしょうか。 いろんな商品・サービスで既に使われている 「ティーザー」を英語で書くと「tease

映画やドラマ、歌手のアルバムなどは公開・発売前に広告宣伝が行われますが、「ティーザー」(ティザー)もその宣伝・マーケティングの一つの方法です。ただ従来からある広告やCMとは違います。ティーザーとはどんな意味で、どんな手法なのでしょうか。

いろんな商品・サービスで既に使われている

「ティーザー」を英語で書くと「teaser」。”tease”とは、「からかう、ねだる、しつこく求める」といった意味で、teaserは“いじわるする人”、“じらす人”という意味です。

“じらす”という意味から想像できるかもしれませんが、ティーザー(広告)とは出す情報をごく一部に絞るなどした「じらし広告」のことで、「覆面広告」とも呼ばれています。あくまで「発表前」の予告です。

期待されている効果としては、発表・発売前に最小限の露出をすることで、興味を最大限引き出して、発表・発売日をむかえられるところにあります。

たとえば、「企業が新商品を出す前に、商品そのものが見えないようにする」「新サービスが何か始まることしか分からない」「歌手・アーティストから何か発表があることだけ伝わる」というような事例があります。

具体的には、自動車メーカー・ボルボが、新しく発表する車に布をかけた画像を発表したり、キヤノンが新型カメラのシルエットだけ分かる映像を発表したりして話題になっています。

製品の発表だけでなく、歌手・アーティスト新譜のリリースやイベント参加、映画・ドラマの新作や新シーズンについてもティザーはよく使われます。特にK-POPでは、新譜の発表前に少しずつ新しい画像・映像(ビジュアル)を発表していき、リリース日を盛り上げるやり方が珍しくなくなっています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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