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転職先で「期待に応えられない」中高年の3つの共通点

2023/07/10 19:00

中高年の転職は、これまでの実績はもちろんだが、即戦力になるかという点も選考のとき見られている。転職後に失敗をする中高年は、前の会社のやり方をそのまま取り入れようとして、うまくいかないことが多い。また、ほかにも、転職後の会社や、役員の情報を理解せずに入り、自分の力を存分に発揮できず、社内に居場所がなくなることもある。ここ

中高年の転職は、これまでの実績はもちろんだが、即戦力になるかという点も選考のとき見られている。転職後に失敗をする中高年は、前の会社のやり方をそのまま取り入れようとして、うまくいかないことが多い。また、ほかにも、転職後の会社や、役員の情報を理解せずに入り、自分の力を存分に発揮できず、社内に居場所がなくなることもある。ここでは、転職後に失敗する中高年の共通点を見てみよう。

失敗する人の共通点1 企業を十分に理解していない

転職が失敗に終わる人の共通点の一つとして、「転職する企業への理解が不十分」であることを、エグゼクティブ向けの転職サービスを提供しているパソナキャリア(パソナグループ <2168> )は、指摘している。

中高年は即戦力として活躍することが前提で、専門性やマネジメントスキルはもちろん、期待をはるかに超えるプラスαの知見や発想力が求められる。

また、企業風土になじむことも大切だ。いくら経験や実績が申し分なくても、転職先の企業風土と合わなければ、十分なパフォーマンスを発揮できない。

転職先で成功するためには会社のWebサイトだけでなく、決算発表資料や有価証券報告書に目を通しておくことはもちろん、社長の著書やSNS、ブログ、口コミサイトなど、可能な限り事前に調べて、企業理解を深める必要がある。

失敗する人の共通点2 新しい会社のやり方を受け入れない

過去の実績や経験を買われて入社すると、成果を出そう、改革しようという気持ちばかりが先走ってしまい、転職先で過去の自慢話やダメ出しばかりして嫌われてしまうかもしれない。

これまでの企業文化にとらわれ、新しい会社のやり方を受け入れな中高年は、転職先で成果を上げられないだろう。

「転職に成功するエグゼクティブの共通点は、これまでの企業文化からあっさり離れ、変化へ適応する能力が高いことだ」と元リクナビNEXT(リクルートホールディングス <6098> )編集長の黒田真行氏は話している。

失敗する人の共通点3 新しいことを学ぼうという意欲がない

新しいスキルや知識について、前向きに学ぶ意欲がない中高年は、転職後なかなか成果を上げられない。

たとえば、社内のデジタルツールを使いこなせているだろうか。

自分では「使いこなせている」と思っていても、若手社員からはデジタルツールに弱い人と思われているかもしれない。

転職後に分からないことがあったとき、「これ、どうやったらいいの?」とすぐに若手メンバーに聞いてしまう人は注意が必要だ。

新しい環境でも柔軟な姿勢で、一から学ぼうという意欲を持っている人は周囲を引きつけ、すぐに自分の力を発揮できるという。

中高年の転職は珍しくなくなってきているが、経験や即戦力になるかどうかという部分も選考のときに見られる。その分、責任も重いし給料も高い。

もし、ここで取り上げた項目に当てはまるようなら、自分自身を見つめ直したほうがいいかもしれない。

また、このような上司が入社してきた場合は、注意したほうがいいだろう。

文/編集・dメニューマネー編集部

リクルートエージェント

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