2023年上半期に「倒産件数が424件で最多」だったのはどの業界?【クイズ】

2023/07/12 11:00

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2023年上半期(1-6月)の倒産状況を東京商工リサーチが発表し、さまざまな要因による「倒産」の件数が明らかになりました。「人手不足倒産」が過去2番目に多い67件あったことや、「実質無利子・無担保融資(ゼロ・ゼロ融資)」を利用した企業の倒産が322件あり前年同期(174件)の1.8倍と急増していたことが分かりました。

2023年上半期(1-6月)の倒産状況を東京商工リサーチが発表し、さまざまな要因による「倒産」の件数が明らかになりました。「人手不足倒産」が過去2番目に多い67件あったことや、「実質無利子・無担保融資(ゼロ・ゼロ融資)」を利用した企業の倒産が322件あり前年同期(174件)の1.8倍と急増していたことが分かりました。

こうした中、業種別での発表もあり、倒産件数が424件で、過去30年での最多を更新した業界がありました。それは次のうち、どれでしょうか?

① 建設業
② 飲食業
③ 不動産業

「後継者難」による倒産も過去2番目の多さ

冒頭で触れた人手不足倒産、ゼロ・ゼロ融資利用後の倒産のほかにも、上半期の「後継者難」による倒産についても発表されており、こちらは過去2番目に多い209件あったそうです。

今回の出題である、424件倒産があり、過去30年での最多を更新した業界は「飲食業」です。正解は②。

同社の発表によると、飲食業倒産(負債1,000万円以上)は424件で、前年同期は237件だったので約1.8倍になっています。これまで上半期で最も多かったのは2020年の418件だったので、今年、過去30年間の最多を更新する結果になりました。

同社は飲食業の苦境について、「コロナ禍で休業・時短協力金や各種支援金などの手厚い支援に支えられた。だが、その後も売上は十分に戻らず、支援策の終了と同時に押し寄せた電気、ガス料金の値上げや物価高、人件費の上昇で、苦境が鮮明に浮かび上がってきた」と分析しています。

なお、23年上半期の飲食業の「新型コロナ関連」倒産は288件、このうち「ゼロ・ゼロ融資利用後」倒産は52件(前年同期21件)だったといいます。

文/編集・dメニューマネー編集部

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