医療関係で使われることが多い「レシピエント」と、病院や介護施設が「インフォームドコンセントを重視している」などとアピールするときに使われる「インフォームドコンセント」。漢字(日本語)にすると、どのように書くのでしょうか。
「レシピエント」を漢字で書くと何?
援助を含む国交でも使われる、この「レシピエント」は英語で“recipient”と書きます。政府開発援助において 援助国からの資金を受け取る国を「レシピエント」という場合は「援助受け入れ国」などと言い換えられます。
また、臓器などや資金を提供する側を指して「ドナー」と言われることがあり、この場合は「臓器提供者」「資金提供国」への言い換えができます。
国立国語研究所「外来語」委員会は、レシピエントを「移植患者」と言い換えることを提案しています。意味として「移植手術において臓器などの提供を受ける人」と解説しています。
「インフォームドコンセント」を漢字にすると何?
インフォームドコンセント(インフォームド・コンセント)とは、「知らされる」という意味のインフォームド(informed)と、「同意する」という意味のコンセント(consent)を組み合わせた言葉で、主に医療分野で使われています。
日本では1980年代ごろから使われるようになりましたが、最近では、医療分野以外でも使われており、企業や団体で新しい業務やプロジェクトを行う前に、関係者全員に内容を説明して同意を得ることも一種のインフォームドコンセントといえます。
なお「コンセント」というと、壁などに埋め込まれた差し込み口、電源を思い浮かべるかもしれませんが、これは和製英語で、英語ではSocket(ソケット)、Outlet(アウトレット)などと呼びます。
インフォームドコンセントは、日本語では「納得診療説明と同意」などと書けます。なお国立国語研究所「外来語」委員会は、「納得診療」や「説明と同意」と2種類の書き方で説明しています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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