マイナンバーカードをめぐるミスやトラブルが相次ぐ中、岸田文雄首相は、2024年の秋に健康保険証を廃止してマイナ保険証に一体化する方針に変更はないとの方針をあらためて示しました。

マイナ保険証はマイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせるものですが、健康保険証がなくなる来年秋以降、マイナンバーカードを持っていないとどうなるのでしょうか。

健康保険が使えず、保険診療が受けられなくなってしまうのでしょうか？

今でも保険証がない場合には……

健康保険証が廃止される2024年の秋以降、医療機関にかかるときにはマイナ保険証を使うことになりますが、マイナンバーカードをめぐってはトラブルが多発していることから、マイナ保険証の仕組みそのものに反対する声が上がっています。

そうした中で、岸田首相があらためて健康保険証を廃止してマイナ保険証に統一する考えを示したこともあり、今後、手続きは粛々と進められる見込みです。

健康保険証がなくなり、マイナ保険証に切り替えられた後、マイナンバーカードを持っていない人がどうなるかというと、「資格確認書」を保険証がわりに使えば保険診療が受けられる見込みです。つまり正解はNOです。資格確認書は申請が必要です。

なお今でも、転職や退職などで保険を切り替える場合、新しい保険証が届くまでの間、「健康保険被保険者資格証明書」を持っていれば保険診療が受けられます。

ただし、資格確認書を発行するという政府の方針は、今年2月ごろに明らかにされたもので、今後変わることも考えられます。

文/編集・dメニューマネー編集部

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