Z世代などを中心に使われてトレンドになった「蛙化現象」という言葉、聞いたことはあるのではないでしょうか。「彼氏など交際相手などの嫌な面を見て幻滅する」という意味で使われているようですが、これは最近生まれた新しい言葉である、というのは本当でしょうか? 出典はグリム童話 なぜ蛙(カエル)かというと、グリム童話の『カエルの王
Z世代などを中心に使われてトレンドになった「蛙化現象」という言葉、聞いたことはあるのではないでしょうか。「彼氏など交際相手などの嫌な面を見て幻滅する」という意味で使われているようですが、これは最近生まれた新しい言葉である、というのは本当でしょうか?
出典はグリム童話
なぜ蛙(カエル)かというと、グリム童話の『カエルの王様(王子様)』が由来だからです。主人公のお姫さまは、カエルになった王子を「気持ち悪い」と思っていたにもかかわらず、王子が人間に戻ると仲良くなり、結局はハッピーエンドを迎えるという話で、この逆転現象をして、「蛙化現象」とされます。
しかし、最近は「交際相手などの嫌な面を見て幻滅する」という使われ方をしており、これは誤用との指摘もあります
もともとは、「好意を抱いている相手が自分に好意を持っていることが明らかになると、その相手に対して嫌悪感を持つようになる現象を指す心理学用語」だそうです。
これは2004年に藤澤伸介氏(当時・跡見学園女子大学教授)が論文の中で言及しており、当時から使われていたようです。このため、「蛙化現象」が2020年に生まれた新語であるというのは間違いです。正解はNO。
文/編集・dメニューマネー編集部
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