「オヤジ」といった身近な言葉ですが、警察の間では憧れの存在をさす言葉だといいます。また、「ばんかけ」という言葉も警察の間で使われているみたいですが、これは彼らにとって大事な任務のことをさすそうです。それぞれ、どんな業界用語なのでしょうか?
「オヤジ」は警察官の役職を表す言葉
「オヤジ」とは、警察署の署長をさすそうです。
署長は、警察署をまとめる父親的な存在であることから、そう呼ばれています。警察官の階級は9種類に分けられ、警察署長は上から4番目の警視正か5番目の警視の階級です。
警視になるには、警察官(地方公務員)の場合多くの昇級試験と選考が必須。一方、警視庁で採用された警察官は、大卒で国家公務員試験に合格しているため7〜8年で警視へ昇格できるといいます。
ちなみに、「オフクロ」は、副署長のことをいいます。副署長は事務的な仕事がメインで、警察署長を支えるお母さん的な存在であることから、そう呼ばれているそうです。
「ばんかけ」は主に夜の時間帯に行われる
「ばんかけ」は、犯罪の予防や犯罪捜査の手がかりを得るために行う職務質問をさします。
職務質問とは、警察官職務執行法に基づいて、警察官が挙動や服装、その他の不審理由から判断して、何らかの罪を犯している、あるいは犯しそうな人を呼び止めて行う質問です。
職務質問を行う際、警察官が最初に「こんばんは」と声をかけることが「ばんかけ」の由来になったと言われていますが、諸説あるようです。
職質質問はあくまでも任意であるため、相手の身柄を拘束したり、意思に反して警察署に連行したり、強制的に質問に答えさせたりすることはできません。
文/編集・dメニューマネー編集部
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