感受性が高く、繊細な人を指す「HSP」が注目されていて、『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」』(武田友紀著、飛鳥新社)が累計60万部を突破するなど、書籍や漫画でも数多く取り上げられています。この「HSP」は何の略か知っていますか?
病気や障害ではない「HSP」 5人に1人いるといわれる
HSPはアメリカの心理学者エイレン・アーロン博士が提唱した「人の気質」を表す名称で、5人に1人は当てはまるともいわれています。
最近注目されている理由として、誰もが知るアーティストや芸能人など著名人で自分がHSPだと告白したケースがあったことや、インターネットの普及で誰もがSNSで自由に発言できる機会などが増えるようになった結果、刺激を受ける言葉や映像・画像が目や耳に飛び込んでくるようになったことなどが挙げられています。
英語ではHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)と書き、意味は「とても繊細な人」といったところでしょう。
HSPは病気や障害ではなく生まれつきの気質とされていますが、HSPの人はうつ病や胃腸炎になりやすい傾向があると言われています(沢井製薬ウェブサイトより)。
アーロン博士の著書では、HSPの人の特徴として、「周りの人に『敏感』『内気』と言われることが多い」「生活の急な変化に弱く、動揺してしまう」「たくさんのタスクをこなさなければならなくなると、混乱してしまう」「大きな音や強い光が苦手」「小さな音や匂いも気になる」「映画やドラマの暴力的なシーンが苦手」などが挙げられています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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