電動キックボードは運転免許がなくても乗れるようになったが、通勤に使うと想像以上に通勤コストが安くなるようだ。本体購入費を除く燃料費と維持費でいくらかかるのか試算してみた。
気になる電気代、週5日通勤で使うといくらになる?
電動キックボードで通勤する際の交通費といえるのが電気代だ。自宅で充電して通勤に使うと電気代はいくらかかるのか。
たとえば日本の公道走行を前提に設計されたという電動キックボードFree Mileで週5日、往復10kmの距離を通勤したとしよう。Free Mileのフル充電時にかかる電気代は1回11円。フル充電で約40km走行できるという。
このケースなら1回の通勤にかかる電気代は2.75円で、5日間通勤時の電気代は2.75円×5日=13.75円となる計算だ。したがって1ヵ月の通勤時電気代は13.75円×20日=275円、年間では275円×12か月=3300円ということになる。
ひと月の通勤コストが275円なんて、1日分の電車賃より安いのではないだろうか。
電動キックボードにかかる電気代以外の費用とは?
電動キックボードを通勤で使うためのコストは電気代だけではなく、税金や保険代もかかる。
まず電動キックボードの維持にかかる税金は、軽自動車税が2000円だ。これは原動機付自転車と同様の扱いとなるためだ。
さらに自賠責保険も必要で、1年間の保険料は7070円だ。自賠責保険は国が保険料を定めているので、どの保険会社も同じだ。
電動キックボードを買うとなると、当然保管する場所が必要だが、コンパクトなうえに折りたためるタイプもあるので玄関などで十分で、駐車場代は0円だ。
以上の費用を集計すると電動キックボードを通勤に使うコストは年間1万2000円ほどになる。電動キックボードはコスパがいい通勤手段といえるだろう。
ただし、電動キックボード自体を買うのに17万円程度かかるし(free mile plusの場合)、ヘルメットやバッテリーも買い揃える必要があることは忘れてはいけない。
また、電動キックボードを通勤に使う際には勤務先の了承を得てからにしよう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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