夏はエアコンの光熱費に注目しがちですが、実は水を使う機会が増えやすい季節なので、水道代にも注意が必要です。汗をかいて何度もシャワーを浴びたり、こまめな着替えで洗濯物が増えたりするはずだからです。シャワーや洗濯、トイレでの水の使い方を見直すと、水道代がどれくらい安くなるのでしょうか（水1Lあたり0.2円として計算）。

シャワーを2分短くする──年間1,700円節約

シャワーの時間をいつもより2分間短くすると、年間で約1,700円の節約になります。

1分シャワーを浴びると約12リットルの水が流れ、約2.4円かかります。洗髪中はこまめにシャワーを止める、髪と体をまとめて流すなどでシャワー時間を2分短縮すれば1回あたり4.8円安くなり、年間では1,700円以上の節約になります。

もしも4人家族なら、年間で7,000円以上の差ができます。

洗濯をまとめてする──年間1,500円節約

2回分の洗濯物を1回にまとめると、年間で約1,500円の節約になります。

洗濯機で使う水量は洗濯物の重さで決まります。洗濯物が5キログラムで52リットル、10キログラムで62リットルが目安のため、洗濯物の量が2倍になっても必要な水の量まで2倍にはなりません。

毎日5キログラムの洗濯物をしている家庭は、10キログラムにまとめて2日に1回にすれば、水42リットル分、約8.4円安くなり、年間で1,500円以上の節約になります。

トイレの大小を使い分ける──年間1,000円節約

トイレで水を流すとき、うまく大と小を使い分けると、年間で約1,000円の節約になります。

トイレを大で流すと約6リットル、小で流すと約4リットルの水が使われます。たとえば、1日8回トイレを使い、すべて大で流したとすると約9.6円かかりますが、大1回、小7回で流すと、かかるお金は約6.8円です。1日当たり2.8円安くなり、年間で1,000円以上の節約になります。

もしも4人家族なら、年間で4,000円以上も差ができます。

ちなみに古いトイレだと1回に10リットルほど流れる場合もあるため、思い切ってリフォームを検討しても良いかもしれません。

文・佐々木美紀（ライター）
編集・dメニューマネー編集部

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