本サイトにはプロモーション広告を含みます。なお、掲載されている広告の概要や評価等は事実に反して優遇されることはありません。
楽天FXの評判は良い?悪い?メリットやデメリットは?
楽天FXは、良い評判と悪い評判が拮抗しているFXサービスだ。楽天グループ内の他サービスとの連携や信頼性、取引ツールへの高い評価がある一方で、利益確定時の不満やサービス面で、他のFX業者に劣るという声もある。
最小取引単位 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 10,000通貨 |
通貨ペア数 | 28 | 20 | 54 | 30 | 34 |
スプレッド(※1) | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 英ポンド/円:0.9銭 ※1 |
米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 英ポンド/円:0.9銭 ※1 |
米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.3銭 英ポンド/円:0.9銭 ※1,3 |
米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 英ポンド/円:0.9銭 ※1,4 |
米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 英ポンド/円:0.9銭 ※1,5 |
ロスカット証拠金維持率 | 20~50% | 50% | 100% | 50% | 30~50% |
スワップポイント(※2) | 米ドル/円:212円 ユーロ/円:212円 英ポンド/円:305円 |
米ドル/円:232円 ユーロ/円:216円 英ポンド/円:306円 |
米ドル/円:170円 ユーロ/円:170円 英ポンド/円:230円 |
米ドル/円:215円 ユーロ/円:215円 英ポンド/円:280円 |
米ドル/円:227円 ユーロ/円:213円 英ポンド/円:300円 |
スキャルピング公認 | × |
× |
◎ |
△ |
× |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
楽天FXの良い評判・口コミは?良くない評判は?
楽天FXは取引ツールの操作性やスプレッドに関して良い評判が多い一方で、使いにくいと感じる人もいる。ユーザーのFXの経験の有無や使い方、好みによっても評価が分かれるところだ。そのほか、ポイントが貯まるという良い評判やスプレッドが変動しやすく取引しにくいという良くない評判もある。
楽天FXの良い評判・口コミ
楽天FXの良い評判では、パソコンやスマホの取引ツールが操作しやすく、初心者でも簡単に取引できる点が多く挙げられている。取引ツールのほかに、スプレッドが低く取引コストが抑えられるといった声もあった。また、グループ内の他サービスとの連携や楽天ポイントが貯まる点を評価している人もいる。
30代|男性
【初心者でも簡単】
初心者でも簡単にFX取引ができた点がよかったです。また24時間いつでも取引でき、低スプレッドなのでコスト面でも満足しています。楽天銀行との連携があるため、入出金が簡単です。
30代|男性
【安心して利用できる】
運営が楽天グループということもあり、高い信頼性とセキュリティが確保されているので安心して利用できます。また楽天FXは、ほかのFX業者に匹敵する低水準なスプレッドなので、低コストで取引ができる点もメリットに感じました。取引方法もいくつかあり、自分に合ったスタイルで運用できます。
30代|男性
【サポートが手厚い】
サポートがものすごく手厚かったことがメリットです。わからないことだけでなく、トラブル時の解決法や現在進行形で取引ができない問題でも寄り添って丁寧に対応いただけました。
20代|男性
【楽天ポイントが貯まる】
日ごろから利用している楽天ポイントがFX取引で貯まる点がありがたいです。10万通貨で1ポイントですが、たくさん取引すると結構貯まるのでコストを抑えられます。バイナリーオプションなら楽天ポイントで投資できる点も魅力です。
30代|その他
【楽天ならではの利点】/p>
取引で楽天ポイントが貯まります。だからといって「利用するべき!」というほどではありませんが、楽天FXならではの利点といえるでしょう。グループの他サービスとも連携がしっかりと組み込まれているところは、さすがです。
30代|男性
【サービスの充実度が◎】
楽天証券は、ネット証券最大手ということもあり、FXサービスも充実していると感じました。初心者でもわかりやすい取引画面で操作もしやすかったです。スプレッドは、同業他社に匹敵する低水準なので、取引していてもそれほど気になりません。レバレッジも大きいものも選択できるため、初心者だけでなく中級者以降でもおすすめです。
30代|女性
【シンプルで使いやすい】
シンプルで、使いやすい点がメリットです。私は初心者でしたが、操作しやすかったので助かりました。また投資情報などもわかりやすくまとめてあり、パソコン・スマホアプリのどちらも見やすかったです。電話やメールでサポートが受けられ、どちらも丁寧に対応していただけたので、安心して取引できました。さすが楽天グループという感じです。
30代|男性
【魅力が盛りだくさん】
世界中の市場での取引が24時間いつでも利用できる点が魅力です。また低水準のスプレッドで取引できることも良いと思います。スマホアプリだけでなく大きな画面で取引したい場合は、マーケットスピードFX(パソコン)を併用すればさらに使いやすいです。
50代|男性
【MT4ツールが使える】
MT4ツールの利用ができる点は、大きなメリットです。MT4では、高機能のツールを使えたり自動売買に対応できたりするので重宝しています。楽天FXは、各通貨が1,000通貨単位から取引でき、通常時のスプレッドは低めのため、まずまず優秀だと思います。パソコンやスマホアプリのどちらからでも注文しやすく、トレール注文に対応している点も魅力です。
30代|女性
【取引ツールが優秀】
無料取引ツールは、とても優秀だと思います。例えばパソコンで使える「マーケットスピードFX」は、カスタマイズすることで自分に必要な情報だけをシンプルに表示できるので見やすいです。操作もしやすく自分に合ったカスタマイズをいろいろと試すことができます。
30代|女性
【申込~取引までが早い】
口座開設申込から取引までがとにかく早かったです。私は初心者でしたが、入金も簡単で取引自体も直感的に操作できる画面でスムーズに始めることができました。個人的におすすめなのは、ピークボトムの指標ガイドです。取引グラフのトップとボトムを狙うのは、リスキーなので、それを避けつつ入札や利確などしています。リスクヘッジのための全決済ボタンもあるので、安心して利用できます。
40代|男性
【ポイントが貯められる】
良かった点としては、取引をすると楽天ポイントが貯められることです。10万通貨の取引ごとに貯まるポイントは1ポイントですが、取引回数や取引ロットが大きくなるとあなどれません。勝ち負けにかかわらず取引するだけでポイントが貯まるので、大変サービス面において充実していると思います。
50代|男性
【取引ツールが優秀】
パソコン、スマホともに取引ツールが初心者でも使いやすい点は、大きなメリットです。特に豊富なテクニカル指標とチャート上での直接クリック注文が可能なパソコン用の「マーケットスピードFX」は、使いやすいと思います。スマホの取引ツール「iSPEED FX」や「楽天MT4」なども併用できる点も魅力です。個人的には、相場状況を把握できる無料の「トウシル」も役に立っています。FX入門講座もあるので、初心者でも試しやすい会社だと思います。
40代|男性
【多彩で役立つチャート】
「マーケットスピードFX」では、便利なテクニカルチャートが40種類以上あります。そのためFX取引初心者でも市場の流れをつかみやすいです。また取引ツールは、シンプルでわかりやすくワンタッチで注文もできます。自分のスキルに合わせてツールを切り替えできる点も便利です。
30代|男性
【ポイントの恩恵あり】
一般的なFX取引口座ならば取引して終了です。しかし楽天FXは、取引に応じてポイントが還元されます。普段から楽天グループを利用している人には、これ以上ない恩恵があると感じます。数ヵ月間取引をして、貯まったポイントを確認したら結構還元されていたので得した気分になりました。
40代|男性
【低コスト取引が魅力】
低コストで取引できる点に魅力を感じました。取引手数料は無料で、スプレッドも業界トップクラスの低水準なので低コストで取引できています。初心者の人でも手軽に始めやすい点は、メリットといえるでしょう。また簡単で使いやすい取引ツールを提供している点もうれしいポイントです。スマホやタブレット、パソコンからいつでも取引でき、初心者でも扱いやすい直感的な操作性が特徴的です。
30代|男性
【取引ツールに大満足】
「マーケットスピードFX」「楽天FX-WEB」「iSPEED FX」に加えて、専用口座で「MT4」の利用もできます。なかでも「マーケットスピードFX」は、約40種類のテクニカル指標が搭載される高機能ツールです。チャート画面からダイレクトに発注したり、チャート分析から発注したりするなど決済までスピーディーな取引ができます。
30代|女性
【初心者でも安心】
投資初心者だけでなくプロも使っているような取引ツールを活用して取引できるところがすごく良いと思っています。わからないところは、電話やメールで相談できるので初心者でも安心して取引できる点はメリットです。
50代|男性
【少額から取引可能】
口座開設が簡単で最低1,000通貨という少額から取引できる点がメリットです。他社には「最低1万通貨から」というところもあるので、少額から取引を始めたい人にとっては重宝すると思います。また28種類という幅広い通貨ペアがそろっていることも魅力的です。
30代|男性
【手数料が無料】
今まで野村證券で株式取引やFXをしてきました。しかし楽天FXは、手数料が無料でスプレッドも低水準なので驚いています。もっと早く乗り換えればよかったです。野村証券は手数料が高く、デイトレードをしたくてもなかなか活発に取引ができませんでした。楽天FXのような格安手数料であれば頻繁に売買しやすいので、たくさんのチャンスが得られそうです。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
楽天FXの良くない評判
楽天FXの良くない評判として多く挙がっているのは、約定(取引の成立)に関する不満だ。重要な経済指標の発表やイベントでアクセスが集中すると、注文してから約定までのタイムラグが生じ、注文した価格で取引が成立しないことがあるようだ。スプレッドが広がりやすい点や口座開設時の条件が厳しい点を良くないと評価する人もいた。
30代|男性
【精神的負担が大きい】
FX取引は、債券や投資信託に比べて相場変動が激しいため、常に相場の変化を追う必要があり、精神的負担が大きく感じました。レバレッジ取引は、少額の証拠金で大きな利益が期待できる点は魅力といえます。ただ予想が外れた場合は、損失も大きくなり綿密なリスク管理が必要になるため、リスク管理の情報をもう少し充実させてほしいです。
30代|男性
【初心者向けではない】
初心者向けの情報が不足している感じがしたので、ある程度自分で勉強しておいたほうが良いと思います。またカスタマーサポートで対応してもらえる時間帯も平日8時30分~17時に限られるので、サポート体制が不十分に感じました。
30代|男性
【金融資産100万円~】
口座開設時に金融資産が100万円以上ないと利用できない点がデメリットです。他社の場合、金融資産の条件がないところもあるので、ある程度まとまった資産がない人の場合、口座開設が難しいと思います。またスマホアプリはFXに特化しているので株式投資ができない点も使いにくかったです。
20代|男性
【操作しにくい】
口座開設前の説明がわかりにくくて丁寧さに欠けるかなと思いました。わかりやすく仕組みを説明してほしかったです。またパソコン、アプリとも文字が小さめでごちゃごちゃしたのが第一印象です。見にくく操作がしにくかったので、見やすい構成にしてもらいたいです。
30代|その他
【スワップに不満あり】
スワップポイントの水準が他社よりも低めなのがデメリットに感じました。またマイナー通貨に関しての待遇がそこまでよくない取引条件なことも気になります。楽天FXに限らず、やむを得ない一面だと思いますが、もう少しがんばってもらいたいです。
30代|男性
【約定力が弱いと感じる】
たまに約定力が弱くなる点がデメリットです。指標発表などのイベント時には、サーバー負担が重くなるためか特に感じます。デイトレなど頻繁に取引する人にとっては、利益確定のタイミングは重要です。約定力の弱さで損失を被る可能性もあるので、今後は、その点を改善してほしいです。
30代|女性
【タイムラグが多い】
ここぞというときの約定力が弱いです。たまたまかもしれませんが、利益確定時の取引になると約定時のタイムラグが頻繁に起きるような気がします。約定が遅く感じる点は改善してほしいです。
30代|男性
【想定した取引は難しい】
例えば米ドル対円のスプレッドは、0.2銭と業界内でもトップレベルの水準ですが、変動が大きく想定した取引がしにくいです。また約定力の弱さもあいまって不満の残る取引もたくさんありました。取引ツールが使いやすいのに、肝心の約定力とスプレッドが期待できないなら本末転倒です。
50代|男性
【スリッページが大きめ】
他社との比較で、スリッページが大きく、約定力が低く感じる点が残念です。高金利通貨を中心にスワップポイントも少し不利に感じます。また米ドル対円は、通常0.2銭の低スプレッドですが、ボラティリティが少しでも大きくなるとすぐに広がってしまう点は不満です。取引コストの悪化要因となりかねないので、改善してもらいたいと思います。
30代|女性
【開設のハードルが高い】
口座開設する条件の一つに「金融資産が100万円以上ある」という項目があるので、資産が少ない人は開設のハードルが高いです。そのため金融資産が100万円ない人は、口座開設審査で落ちる可能性が高いので誰でもすぐに取引できるわけではありません。特に「資産は少ないけどレバレッジを使って少額からすぐにFXを始めたい」という人には向かないと思います。またしばしばシステム障害が起きて取引できないことがある点は、早急に改善して欲しいです。
30代|女性
【両建てができない】
ASストリーミングで注文した場合は、どちらかのポジションしか持てないので、両建てしたい人にとっては使い勝手が悪いです。ただこの注文方法は、上位者向けの機能なので、初心者の人にはあまりデメリットにならないかもしれません。
40代|男性
【スプレッドがあいまい】
スプレッドが広がりやすい点がデメリットに感じました。スプレッドが大きく広がる傾向があるので、思ったような約定ができないこともあります。利益に大きく関係することなので、もう少し改善をしてほしいです。
50代|男性
【スプレッドに注意】
他社と比較してスプレッドが広く設定される頻度が高く、スプレッドが広がりやすい点がデメリットです。重要な経済指標の発表や紛争勃発などがあると、取引が活発化し市場は不安定になり、各社ともにスプレットは広がる傾向があります。そのなかでも楽天FXは、スプレッドが広がりやすく感じられるため、取引時には注意が必要です。スプレッドの幅が他社と同じ水準になるように改善してもらえるとさらに使いやすくなると思います。
40代|男性
【スワップが低い】
私は、楽天FXだけでなく他社も利用しているのですが、どうしてもスワップポイントの低さが気になります。スワップポイントが高水準な会社と比べると大きく違ってくる通貨も少なくありません。またマイナー通貨ペアは、スプレッドが大きく力を入れていないように感じてしまいます。
30代|男性
【アプリが使いにくい】
通貨ペア・スプレッドともに満足しています。ただ初心者の人にとっては、アプリが少しごちゃごちゃしていて使いにくいと感じました。もちろん慣れてくれば全然問題ないと思いますが、できればすっきりと分かりやすい表示にしてもらいたいです。
40代|男性
【手続きがやや煩雑】
楽天証券に証券口座がない人が楽天FX口座を開設する場合、証券総合口座の開設が必要です。そのため手続きがやや煩雑となる点はデメリットに感じました。また「楽天MT4口座」では、スプレッドが広めに設定されているので取引コストが高くなったり、取扱通貨ペアが限られていたりすることもデメリットだと思います。もしMT4口座で自動売買を行いたい人は、VPS(仮想デスクトップ)の利用で追加費用がかかる場合もあるので注意が必要です。さらにスキャルピングやハイレバレッジ取引に対して制限や規制があることもあります。
30代|男性
【連続取引ができない】
短時間での連続取引をしてしまうと、規約違反となり契約が解除されてしまう可能性がある点は、デメリットです。数秒~数分程度の短時間に売買を繰り返す、いわゆるスキャルピングは、規約違反とならない会社もあります。しかし、楽天FXの場合、スキャルピングに該当すると判断された場合は契約解除となり取引自体が行えなくなるので注意が必要です。
30代|女性
【口座開設要件が厳しい】
口座開設要件は、とても厳しいと感じています。申込時に100万円以上の金融資産がないと口座開設ができないからです。私は、かろうじて要件を満たしていたので口座開設ができましたが、気軽に始めたい人にはなかなか難しいかなと思いました。できれば要件を緩和してもらえると、もっと利用者が増えるのではないでしょうか。
30代|男性
【SBI証券に劣る?】
極めてデメリットというものはありません。強いて挙げるとすれば、ネット証券のトップを争っているSBI証券にややサービス面で劣る印象があります。今後は、サービス内容をSBI証券と同等かそれ以上のものを積極的に提供してほしいです。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
楽天FXのメリットは?
楽天FXを利用するメリットはいくつもあるが、特に楽天ポイントを貯められる点やスプレッドの狭さが挙げられる。
楽天FXのメリットは具体的には以下の7つだ。
レバレッジによりコースが分かれている
国内FX会社では個人の場合、最大25倍のレバレッジ取引が可能だ。レバレッジにより、自らが持つ資金よりも大きな取引ができる。例えば100万円の資金でレバレッジ25倍の場合、2,500万円分の取引ができる。
レバレッジは小さな資金でも大きな利益を狙える反面、損失も膨らむ可能性がある。よって、損切りの徹底などリスク管理が必要不可欠だ。
楽天FXではレバレッジについて、下記の5コースに分かれている。
・レバレッジ10倍コース(同40%が下限)
・レバレッジ5倍コース(同20%が下限)
・レバレッジ2倍コース(同20%が下限)
・レバレッジ1倍コース
楽天FXの証拠金維持率はいずれのコースも50%が初期値だ。
手元資金10万円をレバレッジ1倍、2倍、5倍、10倍、25倍で投資し、3%の利益と損失が出た場合をシミュレーションしてみよう。
レバレッジ1倍 | レバレッジ2倍 | レバレッジ5倍 | レバレッジ10倍 | レバレッジ25倍 | |
---|---|---|---|---|---|
3%の利益 | 3,000円 | 6,000円 | 1万5,000円 | 3万円 | 7万5,000円 |
手元資金 | 10万3,000円 | 10万6,000円 | 11万5,000円 | 13万円 | 17万5,000円 |
レバレッジ1倍 | レバレッジ2倍 | レバレッジ5倍 | レバレッジ10倍 | レバレッジ25倍 | |
---|---|---|---|---|---|
3%の損失 | ▲3,000円 | ▲6,000円 | ▲1万5,000円 | ▲3万円 | ▲7万5,000円 |
手元資金 | 9万7,000円 | 9万4,000円 | 8万5,000円 | 7万円 | 2万5,000円 |
3%の利益が出たときには、レバレッジ1倍と25倍では7万2,000円の差が生じる。投資資金に対し3%の損失が出たとき、レバレッジ10倍ならば投資資金の3割が毀損する。
投資資金の3割の毀損は大幅な損失だと言えるでしょう。
石井僚一(金融・投資ライター)
利益の大きさを考えるとレバレッジ25倍で取引したくなるかもしれないが、レバレッジ25倍では損失も大きい。初心者はレバレッジ5倍までの取引とすることで、損切りの遅れなどによる大きな損失を避けやすいだろう。
取引ツールが充実している
楽天FXからは4種類の取引ツールが提供されている。
・楽天FX-WEB(PC)
・iSPEED FX(スマートフォン)
・MT4(主にPC)
MARKETSPEED FXは、約40種類のテクニカル指標と豊富な描画機能を持っている。チャート画面からダイレクト発注が可能だ。また、取引スタイルに合わせた高度なカスタマイズ機能を持ち、情報の表示順序をシンプルな操作で編集できる。
限られたスペースでも効果的に表示できるレイアウト編集機能や、2つの編集モードを備えたテンプレート機能もある。
MARKETSPEED FX
楽天FX-WEBは、PC向けのWEBブラウザを使用した取引ツールであり、インストール不要で利用できる。ダイレクトに約定できるレートパネルに加え、30種類のテクニカル指標が搭載されており、テクニカル分析も可能だ。
楽天FX-WEBのレートパネル
楽天FX-WEBのテクニカル指標
iSPEED FXは、スマートフォン向けの取引ツールアプリで、4画面同時表示でPC並みのチャート表示ができる。テクニカル指標はトレンド系6種類、オシレーター系6種類のうち、それぞれ最大2つを同時に表示でき、リアルタイムチャートを見ながらストリーミング注文も可能だ。
また、一日の値動きや現在値のレベル、トレンドが一画面で分かるサークルメーターを搭載している。
iSPEED FX
楽天FX口座の開設の後、MT4口座を開設すればMT4(Meta Trader4)の利用が可能だ。MT4は世界的に利用されているFXの取引ツールで、高いカスタマイズ性が特徴である。
MT4であれば自動売買プログラムのExpert Advisorsの利用ができ、24時間決められたテクニカル戦略による取引ができる。50種類以上のテクニカル指標が利用でき、テクニカル分析機能も強力だ。
ただしMT4口座は、FX口座とは別扱いとなるため、楽天FXとはスプレッドが異なる点は注意が必要だ。
ドル/円 | ユーロ/円 | ポンド/円 | 豪ドル/円 | ユーロ/ドル | |
---|---|---|---|---|---|
楽天FX | 0.2銭 | 0.5銭 | 0.9銭 | 0.6銭 | 0.4pips |
MT4 | 0.5銭 | 1.1銭 | 2.0銭 | 1.2銭 | 0.6pips |
楽天FXに比べてMT4はスプレッドが広く、ポンド/円や豪ドル/円など通貨ペアによっては2倍の価格差がある。
少額から取引できる
現在の楽天FXの取引単位は1,000通貨だ。1,000通貨の取引は、ドル/円で証拠金は約5,900円(2024年3月現在)が必要だが、余裕を見ても2倍の1万2,000円程度の資金があれば楽天FXでの取引がスタートできる。
中にはSBI FXトレードのように1通貨から取引できるFX会社もあるが少数派で、楽天FXのように1,000通貨から取引できるところがほとんどだ。DMM FXやマネーパートナーズ(パートナーズFX)の取引単位は1万通貨である。
楽天FX | DMM FX | GMOクリック証券 | SBI FXトレード | 外為どっとコム | みんなのFX | マネーパートナーズ (パートナーズFX) |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
取引単位 | 1,000通貨 | 1万通貨 | 1,000通貨 | 1通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 1万通貨 |
楽天ポイントが貯まる
楽天FXでは、10万通貨の取引を行うごとに楽天ポイント1ポイントが付与される。FX取引によりグループ共通のポイントを貯められるのは、楽天のサービスをよく使う人にとってはメリットだ。
楽天ポイントを獲得するための取引数量は以下の通りだ。
・1万通貨の取引の場合……10回の取引
・10万通貨の取引の場合……1回の取引
1,000通貨の取引で100回の取引はハードルが高いものの、1万通貨なら10回の取引であり、ポイントを獲得するハードルはそれほど高くない。
FX経験があり短期取引を中心に取引している人なら、1万通貨以上の取引を1日2回以上行うことが多いため、5日から1週間程度でポイントが得られるでしょう。
石井僚一(金融・投資ライター)
貯まったポイントを投資に使える
楽天ポイントは、グループ内のサービスに利用できるのみならず、投資原資にもできる。ポイントを利用して、投資信託や国内株式、米国株式、バイナリーオプションの取引が可能だ。
貯まった楽天ポイントを利用して国内外の高配当銘柄や高配当のETF、投資信託に投資すれば、継続的な配当収入を得られる可能性もある。
ポイントを原資とする株式投資は現金を投じないことから、日々の損益をそれほど気にしなくて済み、投資を長期間継続しやすいのも特徴です。
石井僚一(金融・投資ライター)
スプレッドが狭い
楽天FXのスプレッドはドル/円で0.2銭、ポンド/円で0.9銭と業界で最も狭い水準にある。国内の多くのFX会社では、ドル/円のスプレッドは0.2銭が標準で、主要通貨ペア間では多少の違いがある程度だ。
楽天FX | GMOクリック証券 | ヒロセ通商 | 外為どっとコム | SBI証券 | |
---|---|---|---|---|---|
ドル/円 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.2銭 |
ユーロ/円 | 0.5銭 | 0.4銭 | 0.4銭 | 0.4銭 ※キャンペーンスプレッド ※詳細は公式サイトをご確認ください。 |
0.5銭 |
ポンド/円 | 0.9銭 | 0.9銭 | 0.9銭 | 0.9銭 |
0.9銭 |
豪ドル/円 | 0.6銭 | 0.5銭 | 0.5銭 | 0.5銭 ※キャンペーンスプレッド ※詳細は公式サイトをご確認ください。 |
0.6銭 |
ユーロ/ドル | 0.4pips | 0.3pips | 0.3pips | 0.3pips ※キャンペーンスプレッド ※詳細は公式サイトをご確認ください。 |
0.4pips |
各通貨ペアのスプレッドは、GMOクリック証券・ヒロセ通商・外為どっとコムの方が狭い傾向だが、楽天FXとの差は0.1銭の通貨ペアがほとんどだ。そのため、スキャルピングなどの超短期取引の場合を除き、スプレッドの差を大きく感じることは少ないだろう。
スマホアプリで注文できる
楽天FXのスマホアプリ「iSPEED FX」はスピーディーに注文できるうえ、高度なテクニカル分析ができ、スマホのFXアプリとして高い機能を有している。
「iSPEED FX」は、発注、チャート表示、独自指標のサークルメーターの3つの特徴を持つアプリだ。
iSPEED FX
発注面は、利用者が直感的に取引ができる操作性を考慮されており、簡単に注文ができる。スワイプ操作の活用でスピーディーに注文入力でき、エントリーや決済も速やかだ。また、チャートを見ながら発注も可能だ。
チャート表示は機能が多彩で、豊富な描画ツールに加えて、以下のテクニカル指標を表示できる。
・指数平滑移動平均線
・ピークボトム
・ボリンジャーバンド
・一目均衡表
・パラボリック
・RSI
・ストキャスティクス
・スローストキャスティクス
・DMI
・RCI
トレンド系6種類、オシレーター系6種類のテクニカル指標もあり充実している。それぞれ最大3つまで同時に表示でき、スマホであっても4画面を同時に表示できる機能はPC並みだ。
またiSPEED FXには、独自の指標である「サークルメーター」が搭載されている。「サークルメーター」により、一日の値動きや現在値のレベル、トレンドが一画面で確認できるため、相場状況をより直観的に把握できる。スマホでも直感的に相場状況を把握して総合的に相場の方向性を判断可能だ。
FXに関する情報を収集しやすい
楽天FXではFX初心者向けに対し「入門講座」を設けており、FXの流れやスタート方法、取引の留意点、チェックすべき情報などさまざまな情報を発信して、FX初心者がつまずきやすい点にアドバイスしている。FX初心者がFXの基礎知識を取得しやすい環境だ。
以下の為替情報も配信している。
・経済カレンダー
・毎ヨミ!為替Walker
・石原順「外為市場アウトルック」
・ハッサク「ハッサクのなるほど為替超入門」
・マーケットライブ(動画)
これらの情報を確認すれば、将来の為替イベントから足元の為替市場の話題まで、為替市場に関する情報を一通り把握できる。
楽天証券が運営している「トウシル」という投資情報メディアは株式中心のWEBメディアですが、世界経済についても解説されておりFX取引の参考にもなるでしょう。
石井僚一(金融・投資ライター)
FX取引の際に、楽天証券の投資情報のみで情報収集を完結できるため、グループが提供する為替情報は非常に充実している。
楽天FXのデメリットは?
楽天FXのデメリットとしては以下の4つがあげられる。
カスタマーサービスが24時間体制ではない
FX会社の中には外為どっとコムのように24時間体制でコールセンターが対応するところもあるが、楽天FXのコールセンターの受付は平日8:30~17:00である。AIチャットは24時間対応しているとはいえ、複雑な内容はコールセンターでの対応のほうが良い場合があるため、日中に仕事をしている会社員にはやや使い勝手が悪いだろう。
楽天FXは楽天証券が提供しているサービスであるため、楽天証券がFXサービスのサポートをしており、メール、コールセンター、チャットで問い合わせに対応している。
手続きや登録変更などの簡単な内容はSMS送信サービスである「らくナビ」でも確認可能だ。
便利なのは「楽らくサポート」というサポートサービスだ。カスタマーサービスセンターに電話をかけ、問い合わせ内容に対してオペレーターがZoomを用いて顧客と同じPCの画面を見ながら操作を説明してくれる。音声と画面の両方で対応するので、初心者でも迷うことなくスムーズに口座開設や手続き、取引ができる。
コールセンターが24時間対応ではない、という点はあるものの、楽天FXではメール、コールセンター、チャットでサポートしており、総合的なサポート体制を有していると言えるでしょう。
石井僚一(金融・投資ライター)
審査が比較的厳しい
楽天FXでは金融資産100万円以上を保有していることが、楽天FXでの口座開設及び取引開始の必要条件として取引規定に記載されており、FX業界の中で比較的厳しい条件である点は注意が必要だ。
②口座開設時に100万円以上の金融資産を有していること
出典:楽天FX取引規定
FX会社の中には、みんなのFXや外貨ex byGMO、外為どっとコムなどのように口座開設時に資産条件を設けていないところも多い。
楽天FX | GMOクリック証券 | SBI FXトレード | FXプライムbyGMO | みんなのFX | 外貨ex byGMO | 外為どっとコム | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
資産条件 | 100万円以上 の金融資産 |
100万円以上 の金融資産 |
十分な金融資産 | 金融資産 30万円未満の場合、 口座開設できない |
なし | なし | なし |
口座開設の条件として、SBI FXトレードは「外国為替証拠金取引の契約締結前交付書面」において「十分な金融資産及び知識があること」としている。GMOクリック証券は「店頭外国為替証拠金取引約款」で「100万円以上の金融資産」の保有を明文化している。
他社と比較しても、楽天FXの口座開設条件は厳しめであると言えるでしょう。
石井僚一(金融・投資ライター)
スプレッドが開きやすい傾向にある
楽天FXは大きな経済イベント発生時、他社に比べスプレッドが大きく拡大する傾向にある点は注意が必要だ(※上述の口コミより)。
重要な経済指標発表の前後や大きな経済イベントの前後は価格変動が激しくなり、FX会社も大量の注文を受けられないといったリスク管理を迫られるため、ほとんどの会社で通貨ペアの「売り」と「買い」の価格差であるスプレッドが拡大する。楽天FXも例外ではないようだ。
スプレッドの拡大幅に加えて、拡大する時間の長さはFX会社により異なる。
注目される経済指標や大きな経済イベントが間近に迫っているときは、ポジションを持たない(取引しない)ことが最善の方法である。
注目される経済指標や大きな経済イベントを控える際は取引しない、という基本を徹底することで、楽天FXのスプレッド拡大リスクは回避できるはずです。
石井僚一(金融・投資ライター)
楽天サービスを使っている人以外のメリットが少ない
楽天FXは総合的に見れば、各サービス内容において先頭集団を維持しているが、「このサービスがあるから楽天FXを利用したい」という積極的な理由がない。
毎月の取引量を開示し、情報を開示している会社のなかでは業界トップの取引量を誇るGMOクリック証券、通貨ペア数が圧倒的に多いヒロセ通商などに比べると、楽天FXは利用の決め手に欠ける。
最小取引単位 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 10,000通貨 |
通貨ペア数 | 28 | 20 | 54 | 30 | 34 |
スプレッド(※1) | ・米ドル/円:0.2銭 ・ユーロ/円:0.5銭 ・英ポンド/円:0.9銭 ※原則固定(例外あり) |
・米ドル/円:0.2銭 ・ユーロ/円:0.4銭 ・英ポンド/円:0.9銭 ※原則固定(例外あり) |
・米ドル/円:0.2銭(3.9銭) ・ユーロ/円:0.3銭 ・英ポンド/円:0.9銭(12.9銭) ※カッコ内はAM4:00~10:00のスプレッド ※原則固定(例外あり) |
・米ドル/円:0.2銭(~8.0銭) ・ユーロ/円:0.4銭(0.5~10.0銭) ・英ポンド/円:0.9銭(~15.0銭) ※カッコ内はAM3:00~9:00のスプレッド ※原則固定(例外あり) |
米ドル/円:0.2銭(~7.8銭) ユーロ/円:0.5銭(~15.8銭) 英ポンド/円:0.9銭(~18.8銭) ※カッコ内はAM3:00~9:00のスプレッド ※原則固定(例外あり) |
ロスカット証拠金維持率 | 20~50% | 50% | 100% | 50% | 30~50% |
スワップポイント(※2) | ・米ドル/円:212円 ・ユーロ/円:212円 ・英ポンド/円:305円 |
・米ドル/円:232円 ・ユーロ/円:216円 ・英ポンド/円:306円 |
・米ドル/円:170円 ・ユーロ/円:170円 ・英ポンド/円:230円 |
・米ドル/円:215円 ・ユーロ/円:215円 ・英ポンド/円:280円 |
・米ドル/円:227円 ・ユーロ/円:213円 ・英ポンド/円:300円 |
取引時間 | 月曜日午前7時~土曜日午前6時55分 (米サマータイム:月曜日午前7時~土曜日午前5時55分) |
月曜日午前7時〜土曜日午前7時 (米サマータイム:月曜日午前7時〜土曜日午前6時) |
月曜日午前7時〜土曜日午前6時30分 (米サマータイム:月曜日午前6時30分〜土曜日午前5時30分) |
月曜日午前7時~土曜日午前6時55分 (米サマータイム:月曜日午前7時~土曜日午前5時55分) |
月曜日午前7時〜土曜日午前6時30分 (米サマータイム:月曜日午前7時30分〜土曜日午前5時30分) |
スキャルピング公認 | × |
× |
◎ |
△ |
× |
取引ツール | 4種類 | 5種類 | 5種類 | 4種類 | 1種類 |
口座数 | 1,000万以上 | 81万7,505 | 31万1,462 | 60万8,882 | 1,200万以上 |
おすすめポイント | 楽天ポイントが貯まる | 業界トップの取引量 | 通貨ペア数が多い | 情報コンテンツが充実 | ネット証券の最大手 |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
FXの10万通貨の取引で楽天ポイントが1ポイント付与される、という点は他社にはない最大のメリットだ。買い物から旅行まで利用できる楽天ポイントは、国内ポイントサービスでは屈指の使い勝手の良さを持つ。
楽天グループ内のサービスを日常的に利用する人なら、ポイントが貯まるFXサービスでの取引は大きなメリットになるのでおすすめだ。
楽天FXとは
楽天FXとは楽天証券が提供するFX取引サービスだ。楽天証券の総合口座を持っていない場合でも「FX専用口座」に申し込めば最短2営業日で口座を開設でき、すぐにFX取引ができる。楽天証券ですでに総合口座を持っている人は、別途FX口座を申し込めば取引可能だ。(※詳細はこちら)
楽天FXのサービスの内容は、ほかの主要FX会社と比較しても標準的だ。
取引手数料 | 無料 |
---|---|
通貨ペア | 28通貨ペア <対円> ドル/円、ユ-ロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、 NZドル/円、ランド/円、カナダ/円、スイス/円、 香港ドル/円、SGドル/円、Nクローネ/円、 トルコリラ/円、人民元/円、メキシコペソ/円 <その他> ユ-ロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/ドル、NZドル/ドル、 ドル/スイス、ポンド/スイス、ユーロ/ポンド、ユーロ/スイス、 豪ドル/スイス、NZドル/スイス、豪ドル/NZドル、ドル/カナダドル |
証拠金維持率 | 20~50% |
取引単位 | 1,000通貨単位 |
取引時間 | 月曜日午前7時~土曜日午前6時55分 (米サマータイム:月曜日午前7時~土曜日午前5時55分) |
取引ツールなど | MARKETSPEED FX、楽天FX-WEB、iSPEED FX (スマホ向けアプリ)、MT4 |
サポート体制 | メール、コールセンター、チャット (コールセンターの対応は土日祝日、 年末年始を除く8時30分~17時まで) |
ロスカットの基準となる証拠金維持率は、50%や100%など一律にするFX会社が多いなか、楽天FXはレバレッジコースにより変更できる。
レバレッジ10倍コース…40~95%
レバレッジ5倍コース、レバレッジ2倍コース、レバレッジ1倍コース…20~95%
※いずれも5%刻みの任意設定
楽天FX | GMOクリック証券 | SBI FXトレード | 外為どっとコム | みんなのFX | |
---|---|---|---|---|---|
証拠金維持率 | 50〜20% | 50% | 50% | 100~50% | 100% |
取引ツールの選択肢も3種類あり、国内の大手FX会社の中で唯一「MT4」の取扱いがある。
楽天FXでMT4を利用するには、楽天FX口座のほか、楽天MT4口座を開設しなければならない。
楽天FXのスプレッド
楽天FXの主要通貨ペアのスプレッドはドル/円の場合で0.2銭である。現在の国内FX業界では、ドル/円のスプレッドは0.2銭とするのが業界の標準的な位置づけだ。
楽天FX | GMOクリック証券 | ヒロセ通商 | 外為どっとコム | SBI証券 | |
---|---|---|---|---|---|
ドル/円 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.2銭 |
ユーロ/円 | 0.5銭 | 0.4銭 | 0.4銭 | 0.4銭 ※キャンペーンスプレッド ※詳細は公式サイトをご確認ください。 |
0.5銭 |
ポンド/円 | 0.9銭 | 0.9銭 | 0.9銭 | 0.9銭 |
0.9銭 |
豪ドル/円 | 0.6銭 | 0.5銭 | 0.5銭 | 0.5銭 ※キャンペーンスプレッド ※詳細は公式サイトをご確認ください。 |
0.6銭 |
ユーロ/ドル | 0.4pips | 0.3pips | 0.3pips | 0.3pips ※キャンペーンスプレッド ※詳細は公式サイトをご確認ください。 |
0.4pips |
主要通貨ペアのスプレッドは、国内主要FX会社で若干の差はあるものの、0.1銭程度の差に留まり大きな差はない。たとえばユーロ/円の場合、表で取り上げたGMOクリック証券・ヒロセ通商・外為どっとコムのほうが0.4銭と安いが、楽天FXは0.5銭とその差は0.1銭だ。
楽天FXのスワップポイント
楽天FXの主要通貨ペアのスワップポイント(金利差調整分)に関しても、スプレッド同様に標準的である。主要FX会社と比較してみよう。
楽天FX | GMOクリック証券 | ヒロセ通商 | 外為どっとコム | SBI証券 | |
---|---|---|---|---|---|
ドル/円 | 212円 | 232円 | 170円 | 215円 | 227円 |
ユーロ/円 | 212円 | 216円 | 170円 | 215円 | 213円 |
ポンド/円 | 305円 | 306円 | 230円 | 280円 | 300円 |
豪ドル/円 | 134円 | 126円 | 120円 | 110円 | 117円 |
ユーロ/ドル | 0.28ドル (約41円) |
53円 | 59.2円 | 48円 | 55円 |
通貨ペアごとに最多スワップポイントのFX会社が異なる。ドル/円はGMOクリック証券が232円、ユーロ/ドルはヒロセ通商が59.2円と最多だ。
各通貨ペアによりスワップポイント付与の第一位は異なる。主要FX会社間での差は基本的に小さいが、ヒロセ通商では多くの通貨ペアで低めとなっている。例えばポンド/円は、付与1位のGMOクリック証券と最下位のヒロセ通商の差は76円もある。
ただしスワップポイントは随時変化しているため、長期的な視点で各社のデータを確認する必要があります。
石井僚一(金融・投資ライター)
楽天FXの口座開設のやり方
楽天FXの利用には、「証券総合口座がない人(FX専用口座)」と「証券総合口座がある人」の2つのパターンがある。「総合口座がない人(FX専用口座)」の口座開設手続きの流れは以下の通りだ。
「総合口座がある人」は、楽天証券のPCサイトにログイン後「マイメニュー」からお客様情報の設定・変更「申込みが必要なお取引(信用、先物・オプション・FXなど)」画面から申込めばFX取引ができる。
1,公式サイトから申込み
(1)メールアドレスを登録する
(2)メールアドレスの登録後、送付されるURLにアクセスして以下の必要情報を入力する。
・性別
・生年月日
・住所
・携帯電話番号
・バイナリーオプション口座開設の有無
・口座開設の動機
・金融資産等(口座開設の基準は金融資産100万円以上)
・年収
・損失許容額
・投資経験
・投資商品
・投資目的
・勤務先及び職業
・居住地域
・出金先指定口座登録
・パスワードの登録(ログイン及び入出金)
2,本人確認書類の提出
必要情報の入力後、本人確認書類の提出が求められる。有効な本人確認書類は以下の通りだ。
・住民票の写し
・印鑑登録証明書
・各種健康保険証
・住民基本台帳カード
・パスポート
・マイナンバーカード
このうち、顔写真があるものは1点、顔写真がないものは2点提出しなければならない。有効期限のあるものは、有効期限内のものを、有効期限のないものは6ヵ月以内のものを提出する。
本人確認書類の提出方法には以下の3つの選択肢がある。
ⅱ.書類をサイトにアップロード
ⅲ.郵送
ⅰの場合、全てスマートフォンで本人確認手続きが完結し、最短2営業日には取引をスタートできる。スマートフォンを持たない場合でPCから本人確認書類をアップロードした場合は、約5営業日でログインパスワードとIDが郵送される。
3,ログイン情報の受け取り
本人確認書類の提出後、口座開設の審査が行われる。口座開設の申込み自体は最短5分で完了し、最短2営業日で取引可能だ。
審査完了後に、楽天FXよりログイン用のIDが送付される。上記ⅰ「スマートフォンで本人確認」した場合はメールでログインIDが送付され、ⅱ「書類をサイトにアップロード」・ⅲ「郵送」の場合は郵送でログインIDが送付される。
ログイン情報の受け取り後、指定サイトにアクセスして暗証番号などの初期設定を行う。初期設定終了後、口座開設時にスマートフォンでマイナンバーカードを提出した人以外は、マイナンバー登録画面からマイナンバーの登録が必要だ。
4,入金・振替の手続き
入金には以下の4つの方法がある。
・リアルタイム入金(総合口座専用)
・通常振込入金(総合口座専用)
・マネーブリッジFXらくらく入金(FX専用口座)
※通常振込入金は利用銀行ごとに振込手数料が発生する
楽天銀行に口座があれば、マネーブリッジFXらくらく入金による入金がスムーズだ。楽天銀行に口座がない場合、FXリアルタイム入金やリアルタイム入金の利用が通常である。
FXリアルタイム入金は、楽天FX取引ページから以下の提携金融機関を指定すれば、即時にFX口座へ入金できる。
リアルタイム入金は、上記の提携金融機関を利用して楽天証券の口座に入金される。入金反映後、証券口座からFX口座への振替手続きが必要だ。株式取引などを行わない場合は、FX口座に直接入金できるFXリアルタイム入金のほうが手間はかからない。
通常振込入金は、ATMや窓口から楽天証券の口座へ振り込むものであり、利用する銀行ごとに振込手数料が発生する。
マネーブリッジFXらくらく入金は楽天銀行のみが対応するサービスで、銀行のサイトにアクセスすることなくFX口座に直接入金できる。ただし利用には楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」への事前登録が必要だ。楽天銀行の口座にログインして「マネーブリッジ」の登録を行う。
5,取引開始
口座を開設し、入金も完了すれば楽天FXでの取引が可能だ。取引を始める際の具体的な手順は以下の通りである。
(2)取引する通貨ペアを選択する
(3)「買い」・「売り」を決定
(4)注文方法(後述)を決める
(5)注文数量を決める(最低1,000通貨)
(6)スリッページ(注文レートと約定レートの差)の設定
(7)発注
楽天FXでは注文方法として以下の5つが用意されている。
・リープオーダー(指値注文、事前に指定したレートで注文)
・OCO(条件の異なる2つの注文を同時に注文する)
・IFD(1回目の注文の約定後に自動的に決済注文を出す)
・IFO(1回目の注文の約定後に2回目の利益確定注文と損切り注文を同時に出す)
どのような注文方法であれ、約定してポジションを持った後は、損切りの注文を入れることをおすすめします。約定後すぐに損切り注文を入れることで、一回の取引での大幅な損失計上が避けられるはずです。
石井僚一(金融・投資ライター)
楽天FXのよくある質問
ただし約5,000円の資金は必要最低限の証拠金のため、ポジションを持った後に少しの含み損の発生でも、早期に実現損の計上となることがある。取引に必要な証拠金は、最低証拠金の10倍とするのが一般的だ。
初心者が楽天FXで取引する際は、最低限の必要証拠金の10倍、すなわちドル/円の場合は約5万円を用意する必要があるだろう。
・日本に住んでいること
・インターネットの利用環境
・自身のメールアドレスの所有
・登録の電話番号に間違いがなく、連絡を取ることができる
・金融資産が100万円以上ある
・年齢が18歳以上、80歳未満であること
スプレッドは、楽天FXのほうが有利であるため楽天グループでFX取引を行う際は、楽天FXのほうが良いだろう。
主要通貨ペアのスプレッドは、楽天FXと楽天銀行で、それぞれドル円の場合0.2銭と0.3銭、ユーロ/円で0.5銭と1.1銭、ユーロ/ドルは0.4pipsと0.9pipsだ。
楽天銀行の口座資金でFX取引を行う場合、資金移動の必要がない点は魅力的だが、楽天FXでもマネーブリッジFXらくらく入金サービスを活用すれば、資金移動がスムーズにできる。
「FX専用口座」は最短2営業日で開設できるため、楽天証券の総合口座を持っていない人で、FX取引をすぐに始めたい人におすすめだ。FX専用口座の開設後、国内株式や債券などFX以外の取引を行いたい場合は、メンバーページから総合口座を申し込める。
・運転免許証
・住民票の写し
・印鑑登録証明書
・各種健康保険証
・住民基本台帳カード
・パスポート
・マイナンバーカード
マイナンバーカード以外で本人確認を行うと、ログイン情報の受け取り後にマイナンバー登録を行う必要がある。
なお、標準時間の6:55~7:10、サマータイムの5:55~6:10は取引できない。土日は指値注文のみの受付だ。定期メンテナンスが毎週土曜日15~20時になされており、別途土曜日は計画メンテナンスが行われることもある。
マネーブリッジFXらくらく入金以外は、楽天銀行以外からの入金もできる。FXリアルタイム入金・リアルタイム入金は7:30~7:40、16:30~17:16の間は入金受付停止となる点は注意が必要だ。
国内外問わずほとんどのFX会社は、取引システムに負担をかけるスキャルピング取引を制限している。「スキャルピング可能」と表明するFX会社以外でスキャルピングを行うと、口座凍結のリスクがある。
楽天FXの取引規定 第21条「契約の解除」には「短時間における連続した取引」と記載されている(※楽天FX取引規定)。スキャルピング禁止は明示されていないが、FX会社のシステムに負担を与えるスキャルピング取引は、口座凍結リスクと表裏一体だ。
MT4での自動売買ができるのは海外系のFX会社がほとんどだ。国内大手FX会社(及びサービス)で、MT4を利用した自動売買ができるのは楽天FXのみである。楽天MT4を利用することで、「Expert Advisors(EA)」という自動売買プログラムを利用したシステムトレード(自動売買取引)ができる。
オペレーターが画面上で操作を案内するため、声だけの案内よりも分かりやすく、パソコン初心者でもスムーズに取引できるだろう。利用時間はカスタマーサービスと同様、平日8:30~17:00(土日祝・年末年始を除く)だ。