かつてはテレビのREGZA（レグザ）やパソコンのdynabook（ダイナブック）などを手掛けたメーカー・東芝 <6502> 。いずれも現在は別会社のブランドとなっています。このほかにも、かつてテレビアニメ「サザエさん」の1社提供をしていたことでも知られますが、同社の昔の社名を知っていますか？

初期の歴史には2つの流れが

東芝はかつて不正会計などの問題が発覚。危機を乗り切るために、複数の海外ファンドを対象とする増資などを行なったものの、厳しい状況は変わらず、2023年8月8日から、投資ファンドの日本産業パートナーズ（JIP）など国内連合が東芝にTOB（株式公開買い付け）を行っています。

TOBは9月20日までで成立条件は3分の2以上の応募。もし成立すれば、年内にも上場廃止となり、74年間の上場の歴史に幕を閉じることになります。

そんな東芝が現在の社名になったのは1984年で、前身の「東京芝浦電気」の略称です。

初期の歴史には2つの流れがあり、その一つは田中製造所。1875年、からくり人形や万年自鳴鐘などを発明し、若い頃からその名が広く知られていた田中久重(1799-1881)の創業から始まります。田中製造所は1893年に芝浦製作所と名を改め、1904年には株式会社芝浦製作所が創立されています。

もう一つはエレクトロニクスの流れで、1890年に最初の白熱灯製造会社として白熱舎が創設され、1899年に東京電気と改名されました。

1939年には、2つの会社が東京芝浦電気株式会社として合併したそうです。

文/編集・dメニューマネー編集部

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