バスケW杯が開幕、経済効果は60億円?「スラムダンク」人気で高まる期待

2023/08/26 10:00

バスケットボールのワールドカップが8月25日、沖縄市で開幕した。映画『THE FIRST SLUMDUNK』のロングラン上映や、日本人選手のNBAでの活躍などもあり、バスケに対する人気も再燃しており、高い経済効果への期待が高まっている。 ワールドカップの概要 ワールドカップは4年に1度開かれ、世界から32のチームが参加

バスケットボールのワールドカップが8月25日、沖縄市で開幕した。映画『THE FIRST SLUMDUNK』のロングラン上映や、日本人選手のNBAでの活躍などもあり、バスケに対する人気も再燃しており、高い経済効果への期待が高まっている。

ワールドカップの概要

ワールドカップは4年に1度開かれ、世界から32のチームが参加。前回2019年は中国で行われ、日本は13年ぶりに参加したが、予選リーグで敗退している。全92試合の総観戦者数は79万4951人で、1試合あたり8641人が観戦したという。TV中継は世界190以上の国・地域で行われ、約30億人以上が視聴したと見られる。

このほど始まった2023年大会は、日本とフィリピン、インドネシアの3ヵ国共同開催で、史上初の試み。沖縄ラウンドは25日から9月3日までで、全20試合が行われるという。

日本代表では、NBAフェニックス・サンズの渡邊雄太選手や、NBAドラフト入りが期待されるネブラスカ大学の富永啓生選手らが注目されている。ロサンゼルスレイカーズの八村塁選手は欠場、「とても難しい判断でしたが、(中略)今後の自分の NBA キャリアを優先し考慮させていただき、このように判断いたしました」とコメントしている。

高まるバスケ人気と期待される経済効果

今回のワールドカップで見込まれる経済効果は、日本バスケットボール協会(JBA)によると、県全体で約63億円、沖縄市で約4億7000万円と試算されている。 優勝賞金は1500万ドル(約22億円)ほどという。

特に注目されているのは、今回の開催地が沖縄であることだ。2022年12月に公開された後、最近までロングラン上映されていた映画 『THE FIRST SLAM DUNK』(井上雄彦監督)では、同作の主人公・宮城リョータ選手のルーツが沖縄であることが明らかにされている。

原作は1990年から96年まで、『週刊少年ジャンプ』で連載(全276話)された人気漫画で、これまでにアニメ化、映画化されているが、宮城選手のルーツが沖縄であることは、新作映画で初めて明らかになった。

同作は7月31日までに国内興行収入が150億を突破、この時点で本年のナンバーワンヒット作になると見られている。

今回のワールドカップには人気の八村塁選手は参加しないが、同作の影響でバスケを始める子供も増えているといい、さらにバスケ人気が高まることが期待されている。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・ Andrey Burmakin / stock.adobe.com(画像はイメージです)

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