写真関連商品やコピー機などのオフィス製品などを製造していたコニカ（東京都）とミノルタ（大阪府）が経営統合してできたコニカミノルタ <4902> （発足時はコニカミノルタホールディングス）。コニカとミノルタ、いずれも知名度の高い企業ですが、それぞれの旧社名、知っていますか？

コニカもミノルタも歴史ある企業

コニカの創業は1873年、会社としては1936（昭和11）年に設立されています。創業者は杉浦六三郎氏。当時は小西屋六兵衛店（小西本店）と名乗っていました。その後、小西六本店、小西六などを経て、「小西六写真工業」と改称したのが1949（昭和24）年のことです。同社がコニカに改称したのは1987年です。既に東証に上場していました。

ミノルタの創業は1928年。創業者の田嶋一雄氏が、個人企業の日独写真機商店を設立しています。店名に日独とあるのは、写真機械の輸入をしていたドイツ人らと協力して、カメラの国産化を目指して起業したため。1931年にモルタ（合資会社）に組織変更、その後、ミノルタというブランド名を使うようになります。

1937年に「千代田光学精工」、62年にミノルタカメラ、1994年にミノルタ株式会社となっています。ミノルタというブランド名を社名に入れる直前は、千代田光学精工株式会社だったわけです。

なおミノルタは「Machinery and INstruments OpticaL by TAshima」を略したものだそうです。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・田之尻美希（デザイナー）

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