さまざまなモノが値上がりしている中、9月から値上げされるものも少なくありません。有名な人気のお菓子やアイスクリームなどのほか、ハムや味噌など食卓に欠かせないものも値上げになる見込みです。

コアラのマーチ、ガリガリ君ソーダなど

ロッテは人気商品の「トッポ」「コアラのマーチ」などを9月1日出荷分から値上げします。また「アーモンドチョコレートクリスプ」などの内容量を変更する予定です。江崎グリコ <2206> も同様に、9月の出荷分から、「カフェオーレ」や「プッチンプリン」などを値上げします。

まだ暑い日が続き、アイスクリームなど冷菓をしばらく楽しみたい人は少なくないでしょう。こうした中、赤城乳業が9月1日以降に出荷される「ガリガリ君ソーダ」や「ガツン、とみかん」（マルチ＝箱入りの商品）などを値上げします。ロッテのアイスクリームの「モナ王」も値上げされます。

日本ハム <2282> は「ハム/ベーコン」類の18品を7〜20%。サトウ食品 <2923> は、包装餅（切り餅・まる餅・鏡餅）全商品を10〜12%ほど値上げします。マルサンアイは味噌、味噌加工品（即席味噌汁）などで、メーカー希望小売価格の7〜23%ほどの値上げになる見込みといいます。

明治（明治ホールディングス <2269> )は9月中旬出荷分から、「明治プロピオヨーグルト」「R-1ドリンクタイプ」など、日清食品は9月1日以降に納品される「ラーメン、焼そば、お好み焼、米飯、和風麺、お惣菜」を5〜20%値上げすると発表しています。

このほかにも、ヤクルトなども値上げを予定しています。

電気・ガス代は少し安くなる？

ただし、電気代は少し安くなるかもしれません。大手電力10社が発表した9月請求分の電気料金は、燃料価格の下落が続いていることから、10社中8社の分が値下がりする見込みです。

都市ガスも9月請求分の料金が8月分と比べて大手4社すべてで値下がりするといいます。

しかし、あらゆるものが値上がりする傾向はしばらく続きそうです。節約意識をより高める必要があるでしょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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