フランスワインの名産地で、ブライ、マルゴー、ポイヤック、サン・ジュリアン、ソーテルヌなど世界に名だたるワインを多く生産している「波耳多」や、毎年ワイン通が解禁日を心待ちにしているボージョレ・ヌーヴォの産地がある「里昂」。この「波耳多」と「里昂」ですが、それぞれフランスのどこの都市をさす漢字なのでしょうか?
「波耳多」ってどこ?──インスタ映え抜群の写真スポット
「波耳多」はボルドーのことです。
ボルドーは、フランスのガロンヌ川河口に位置する港町です。
市内を流れる川のほとりには、ワインを注ぐデキャンタのような外観が特徴的なワインの総合施設、シテ・デュ・ヴァンがあります。
ボルドーワインをはじめとする世界中のワインが紹介されており、ワインの試飲も楽しめます。
ほかにも、ぶどうを使用した美容製品が有名なコーダリーのスパ施設や、地面に水の張られたブルス広場は人気の観光スポットです。
とくにブルス広場の美しい水鏡はザ ウォーターミラーと呼ばれ、カメラを持った観光客が多くみられます。
持続可能な社会実現への取り組みは、ボルドーのワイン作りにも及んでいます。
ボルドー地方のぶどう畑の65%以上はなんらかの環境認証を取得しているそう。ぶどう栽培における気候変動の対策や水資源の保全、クリーン・エネルギーの活用など、生産者たちの多角的な努力によって、世界最高品質のボルドーワインは生み出されています
「里昂」ってどこ?——銭形警部が所属するインターポールもある
「里昂」はリヨンのことです。
リヨンはパリ地域圏に次ぐフランス第2の経済圏であるローヌ・アルプ地方の首都です。
近郊には、毎年ワイン通が解禁日を心待ちにしているボージョレ・ヌーヴォや、ブルゴーニュワインの産地があり、美食の街としても知られています。
街が一望できるフルヴィエールの丘や、建物全体がひとつの大きなだまし絵になっているユニークなスポットもあり、街歩きも楽しめます。
人気アニメ『ルパン三世』でおなじみ銭形警部が所属するインターポール(世界刑事警察機構)があるのもリヨンです。
同市は化学や医療、自動車などの産業集積地でもあります。パリ中心部に比べて人件費やテナント料が安価であることから、日本企業の進出先としても人気です。
現在、約230社の日系企業が拠点を置いており、パリに次いで日本人が多く住んでいます。
文/編集・dメニューマネー編集部
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