今月締め切り!「ジュニアNISA」を今からでも始めたほうがいい理由 収益を予想してみた

2023/09/04 07:00

ジュニアNISAが今年で終わると聞いて、「今からでは遅い」と思っている人もいるでしょうが、口座開設は9月いっぱいできますし、今から始めても利益は得られます。 新NISAとは別の非課税枠 ジュニアNISAは2023年末で終わり、それ以降は追加で投資ができなくなりますが、それまでに投資した分は引き続き非課税で運用できます。

ジュニアNISAが今年で終わると聞いて、「今からでは遅い」と思っている人もいるでしょうが、口座開設は9月いっぱいできますし、今から始めても利益は得られます。

新NISAとは別の非課税枠

ジュニアNISAは2023年末で終わり、それ以降は追加で投資ができなくなりますが、それまでに投資した分は引き続き非課税で運用できます。

また、2024年から新NISAが始まり注目している人も多いと思いますが、既にジュニアNISAで投資した分が新NISAの非課税枠に加算されることはありません。

よって、今年中にジュニアNISAを始めて2024年に新NISAを始めれば、その分非課税枠を増やして複利運用ができます。

最大80万円を非課税で複利運用

今年の残りわずか4ヵ月でも最大80万円を一括で投資して、最低でも5年の非課税期間で複利運用できます。

たとえば、14歳以上の子供を対象とする場合、18歳になるまでに5年を切りますが、その場合も非課税期間は5年です。

気になるのは、今から始めてどれだけ収益を得られるかということでしょう。たとえば、80万円を年利5%で5年間の運用をした場合、約102万円(22万円の収益)まで増やせます。もし、0歳の子供がいれば18歳になるまで非課税で運用でき、約196万円(116万円の収益)まで増やせます。

口座開設は9月末までに

今年中にジュニアNISAを始めるために、口座の開設は9月末までに済まさなければいけません。9月29日までに不備のない書類を必着で送る必要があるため、余裕をもって書類を準備しましょう。

また、購入した金額が決済される「受渡日」は12月末までのため、金融商品の買い付けは受渡日より4から8営業日ほど前に済ませなければいけません。受渡日が年明けになってしまわないよう注意が必要です。

今の時点でどの金融商品を買うか悩んでいる場合は、先に口座開設だけでも済ませておくと良いでしょう。口座開設後によく考えた結果、納得のいく金融商品がなくてジュニアNISAをやめたとしても問題ありません。

18歳未満の子供がいる人は、ジュニアNISA口座の開設を考えてみてはいかがでしょうか。

文・三澤智史(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部

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