映画産業が盛んで、別名“ハリウッドノース”とも呼ばれている「多倫多」は、メーガン妃がヘンリー王子と結婚する前に出演していたアメリカの人気ドラマ『スーツ』のロケ地がある都市です。また、映画の制作本数が世界一で、ハリウッドをもじった“ボリウッド”という造語で呼ばれるほど、映画産業が盛んな「孟買」。この「多倫多」と「孟買」ですが、それぞれどこのことをさす漢字なのでしょうか?
「多倫多」ってどこ?——カナダの5大銀行が集まる金融センター
「多倫多」はトロントのことです。
カナダ最大の都市で、金融の中心地でもあるトロントには、トロント証券取引所をはじめ、カナダの5大銀行が本社を構えています。
ほかにも、大衆向けのロマンス小説を刊行する出版社ハーレクインや、日本人にも人気のラグジュアリーホテル、フォーシーズンズの本社があります。
自動車を中心とした製造業や金融業で発展してきたトロントですが、現在はAI技術のグローバル・ハブとしても注目されています。
政府、大学、大企業、スタートアップが一体となってAI産業の基盤強化を推進している点が高く評価されているようです。
「孟買」ってどこ?——インド随一の商業都市
「孟買」はインドにある、ムンバイのことです。
ボリウッド映画の興行収入は、今やハリウッド映画の2倍とも言われます。
歌って踊るシーンが特徴的なとても賑やかな作品は、日本語吹き替え版も多数あり、家族で楽しめることも人気の理由です。
そして、ムンバイは金融機関や証券取引所、地場財閥企業などが集積する大都市です。
特に、ムンバイに拠点を置くタタ・グループはインドの三大財閥のうちのひとつ。同じくムンバイにある五つ星ホテルのタージマハルホテルも、同グループが保有しています。
また、アメリカの自動車メーカー・フォードの高級車ブランドであるランドローバーとジャガーは、2008年にタタ社が買収しています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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