独立戦争の英雄ジョン・スターク、米国初の宇宙飛行士アラン・シェパード、『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』を著した小説家のダン・ブラウンなどを輩出した州で、世界初の登山列車があることで知られる「牛含布什爾」や、赤い2階建てのバスは市民の交通手段で、街を象徴するアイコンでもある「倫敦」は、1863年に世界初の地下鉄が開業しました。この「牛含布什爾」と「倫敦」ですが、それぞれどこのことをさす漢字なのでしょうか？

「牛含布什爾」ってどこ？——消費税や所得税はゼロ

「牛含布什爾」はニューハンプシャー州のことです。

アメリカ北東部に位置するニューハンプシャー州は、アメリカ合衆国50州の中では比較的小さな面積と人口を持つ州です。

主な都市は、州都のコンコードのほか、マンチェスター、ポーツマスなどがあります。

州内には紅葉が美しいホワイトマウンテン国立森林公園や、東海岸の最高峰マウントワシントンがあります。

この山の頂上に向かって走るコグ鉄道は、世界初の登山列車で、アメリカに現存する唯一の列車です。

また、同州の大きな特徴は税制面にあります。日本の消費税に近い売上税は、外食や電気などの一部にかかるのみで基本的にはゼロ。給与に対する連邦税はかかりますが、州所得税もゼロです。

その一方で、固定資産税率は2％を超えており、アメリカ国内でもトップ5に入る高水準に設定されています。

「倫敦」ってどこ？——ローマ時代から続くイギリスの中心地

「倫敦」はロンドンのことです。

イギリスの首都であり、東京都と友好都市関係を結んでいる都市でもあります。

ローマ時代から始まる歴史と伝統がいまも生き続けており、銀行や商社が集中しているシティと呼ばれる地域が市の中心的存在となっています。

国会議事堂、バッキンガム宮殿やウエストミンスター寺院、ロンドン塔、大英博物館など歴史的な建造物も多く、観光地としても人気です。

ロンドンで生まれたアパレルメーカーには、アレキサンダー・マックイーン、ジミー・チュウ、ダンヒルなど、日本でも人気のブランドが多数あります。

文/編集・dメニューマネー編集部

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