プリンターや家庭用ミシンで知られる、ブラザー工業 <6448> 。現在の社名は、創業者の息子が実弟と力を合わせて事業を受け継いだことに由来します。昔の社名は何だったのか、知っていますか？

愛知県名古屋市で創業

ブラザーは、1908年に安井兼吉氏が愛知県名古屋市で創業。創業当時は、ミシンの修理や部品を製造していました。

1925年に創業者の息子である安井正義氏が会社を継いだ際、兄弟で事業を行うことを決めます。外国製のミシンはよく壊れるという声をよく聞いたことから、ミシン修理業で培った技術を生かし、1928年麦わら帽子製造用ミシンを開発。ミシンの商標が「BROTHER」でした。

その後、1971年にアメリカの企業と共同開発し、高速ドットプリンターの出荷を開始し、プリンター機器分野へ進出します。現在はプリンターやミシン製造のほか、業務用通信カラオケシステムやカラオケの店舗運営など、様々な事業を手がけています。

そんな同社の創業当時の社名は、「安井ミシン商会」です。創業者が亡くなった後に兄弟が事業を継いだときに「安井兄弟ミシン兄弟商会」へ変更しました。1934年に安井ミシン兄弟商会を法人化し、日本ミシン製造株式会社を設立。1962年に現在の社名であるブラザー工業株式会社へ変更しています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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