先取り貯金を行っていても、給料日前になるといつもお金がなくなり、貯金に手をつけてしまう人もいるだろうが、次の3つの方法を試すだけで、貯金がうまくいくようになるかもしれない。
方法1 財形貯蓄や積立型保険を使う
財形貯蓄や積立型保険を使えば強制的に貯金ができる。どちらも毎月決まった日に掛金や保険料が引き落とされ、手をつけようにも解約が難しい。そのため、絶対に貯金を続けたいという人に向いている方法だ。
ただし、貯金のすべてをこれらに頼ると、大きな病気やトラブルでお金が必要になった時に困ってしまうおそれがある。
特に積立型保険の中途解約は、大きく元本割れすることになるので注意が必要だ。財形貯蓄や積立型保険に預けるのは、多くても目標貯金額の半分程度にとどめたい。
方法2 定額自動入金や定額自動振込を使う
貯金用の口座を持ち、毎月の給料日にATMを使って資金移動している人も多いだろうが、これを自動化すると長続きしやすい。
たとえば、SBIネット銀行の定額自動入金サービスは、無料で毎月決まった日に一定金額を指定口座に移せる。
ただし、これだけでは給料日前にお金がなくなったとき、預金に手をつけてしまう可能性がある。
また、ネットバンキングを利用すれば、スマホやパソコンで簡単にお金をほかの口座に移せてしまう。
貯金用口座からお金を引き出さないようにするためには、あえてキャッシュカードを発行しないなど、お金を引き出すのにひと手間かかるようにしたほうがいい。
さらに、メガバンクの口座を作り、カードにはハサミを入れ、預金は銀行の営業時間中、窓口でしか下ろせないようにすると効果的かもしれない。
ただし、カードにハサミを入れるといった行為は思わぬトラブルが起きた際などに困るおそれもあるので、留意しておいてほしい。
方法3 プリペイドカードやデビットカードを使う
プリペイドカードは、あらかじめチャージした分しか買い物ができないカードのことをさす。一方、デビットカードは買い物した金額がすぐに直接銀行口座から引き落とされる仕組みのカードだ。
どちらも残高不足の場合は決済されないので、手持ちの資金を超えて使いすぎるという心配がない。
決済後は、すぐにいくら使ったか入出金明細に反映されるので、自分がどれくらいお金を使ったのか確かめやすいのも、これらのカードの特徴だ。
クレジットカードの使いすぎで、毎月の生活費に困っているのなら、この方法を試してみるとよいかもしれない。
文/編集・dメニューマネー編集部
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