自動車メーカーのフォルクスワーゲン、プジョー・シトロエン、ジャガー・ランドローバーが乗用車組み立てを行っており、一人当たりの自動車生産数は世界一の「斯洛伐克」。また、高級車メーカーBMWとポルシェの工場がある「莱府」は、音楽家バッハが半生を過ごした都市でも有名です。この「斯洛伐克」と「莱府」ですが、それぞれどこのことをさす漢字なのでしょうか?
「斯洛伐克」ってどこ?──“空飛ぶクルマ”に世界が注目
「斯洛伐克」はスロバキアのことです。
スロバキアの首都・ブラチスラバはドナウ川のほとりにあります。
四隅に塔が立つ独特な外観から「ひっくり返したテーブル」とも呼ばれるブラチスラバ城は、街のシンボル的存在です。城内はスロバキアの歴史を紹介する博物館として一般公開されています。
また、氷河期に形成されたという自然遺産・ドブシンスカ氷穴や、鉱山都市として栄えたバンスカー・シュティアヴニツァなどの観光スポットもあります。
閉山した鉱山の真っ暗な坑道を歩くガイドツアーは人気のアクティビティです。
スロバキアでとくに盛んなのが自動車産業で、直接または間接的に27 万 5,000 人の雇用を創出しています。
空飛ぶクルマを開発する同国の企業クレインビジョンは、2021年6月に初めての都市間有人飛行を成功させ話題になりました。
同社は自社開発の空飛ぶクルマ「エアカー(AIrCar)」の飛行試験を実施。スロバキアの中核都市ニトラから首都ブラチスラバまでの約70キロを35分で飛行し、着陸まで無事成功させました。
「莱府」ってどこ?──日本人を対象に音楽観光の誘致促進
「莱府」はライプツィヒのことです。
ライプツィヒはドイツ東部にあるザクセン州北西部に位置する都市です。同市は、ドイツ国内の中でも音楽関係の観光資源が多く存在していることで知られています。
音楽にまつわる観光が人気を集めていることから、ライプツィヒ観光局は日本を重点マーケットの一つと捉え、プロモーション活動を積極的に行っているそうです。
同市にあるドイツの高級車メーカーBMWとポルシェの工場では、BMWの人気電動車モデル「i3」や、ポルシェの定番SUV車「カイエン」が生産されています。
BMWグループはライプツィヒ工場で電動車に搭載する充電池用のバッテリー・モジュールの生産を確立させようとしています。
ポルシェのライプツィ工場は2014年から2代目「パナメーラ」の量産開始に向けて約5億ユーロを投資した拡張工事が実施され、現在はテストコースも備えた総合工場へと発展を遂げています。
ちなみ、BMWの本社はミュンヘン、ポルシェの本社はシュトゥットガルトです。シュトゥットガルトにはメルセデス・ベンツの本社もあります。
文/編集・dメニューマネー編集部
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