貯金がうまくいかないという人は、給料日の行動を見直すとお金が貯まるかもしれない。お金の貯まる人は、給料日に次のようなことを欠かさず行っている。
貯金が上手な人がやる「給料日」の行動
無駄遣いはしていないはずなのにお金がなかなか貯まらない人は、給料日の行動を見直すことで貯金がうまくいくようになるかもしれない。お金の貯まる人が給料日にしている行動には、次のようなものがある。
給与明細の内容をしっかり確かめる
毎月の給与は大きく変わらないからという理由で給与明細をきちんと見ない人もいるが、お金が貯まる人は「支給額」や「控除額」の内訳をしっかり確かめている。
支給額の欄には、基本給や残業代、通勤手当などが示されている。
特に残業代は毎月変動するため、計算ミスがある可能性もゼロではない。お金が貯まる人は計算が間違っていないか確かめ、万が一ミスがあったときの取りこぼしを防いでいる。
控除額の欄には、総支給額から引かれる社会保険料や税金が記載されている。
お金を貯められる人は所得税や住民税の額を確かめ、「思った以上に大きな額が引かれているから、どうにかして負担を減らしたい」などと考える。
そして、所得控除の対象になる「iDeCo(個人型確定拠出年金 )」や「医療費控除」を積極的に使い、納める税金を減らそうとする。
給与明細の内容を確かめるだけでお金が貯まるわけではないが、貯金体質になるためのきっかけが隠れているといえよう。
1ヵ月で使う現金をまとめて引き出す
お金が貯まる人の中には、給料日から数日以内に、1ヵ月で使う現金をまとめて引き出す人もいる。
引き出した分だけを次の給料日までに使うようにすれば、使いすぎを防げるからだ。
反対に、財布の現金がなくなるたびにお金を引き出していると、1ヵ月の間にいくら引き出しているのか分からなくなり、使いすぎにつながる。
最近は、キャッシュレス決済で支払いのほとんどを済ませる人も多いが、現金を月に数回引き出すという人は引き出し方を見直そう。
ただし注意しなければいけないのが、一度に大金を引き出して自宅に置いておくと、盗難や火災のリスクがある点だ。
引き出す金額によっては、耐火性の金庫を使って保管したほうが安心かもしれない。
10・11月に残業を減らすと12月のボーナスの手取りが増えて得って本当?
12月のボーナスが9月までの勤務実績で払われる場合でも、10月や11月の働き方次第で手取りが増えることがある。ボーナスの手取りが増えれば誰にとっても嬉しい話だ。しかし手取りが増えるのは実は得ではない。逆に損になることがある。
ボーナスから引かれる所得税が少ないと手取りが増える
たとえば勤務先の給料の締め日が15日、支払日が当月25日の人が、10月16日から11月15日の残業を抑えて11月25日支給の給料を減らすと、12月のボーナスの手取りが増える場合がある。
ボーナスから引かれる所得税は前月の給料に応じて決まるので、11月の給料を抑えれば所得税が減って手取りが増えるからだ。
9月までの勤務実績でボーナスが決まる場合、額面は今からでは変えられないが、税引き後の手取りは10~11月の働き方で変えられる。
何かともの入りの季節である年末年始、ボーナスの手取りが増えれば家計の負担が軽くなったと感じて、得した気分になる人もいるかもしれない。
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10・11月に残業を減らすと12月のボーナスの手取りが増えて得って本当?
文/編集・dメニューマネー編集部
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